昨日7/13に、麻生総理は解散総選挙を決めました。


自民党内の根回しは周到に終えているものの、

自組織内でも、どうにも不満がくすぶっています。


ここのところ、

閣僚人事にしても、解散総選挙にしても、

一度決めたことが、強い反対を受けたりして、

ずるずる変更修正を余儀なくされているとの報道もチラホラ。



それが事実かどうかは定かではないですが、

発言の一つひとつをとってみても、どうにも迫力に欠けます。


なぜでしょうか。



ワタミの社長から会長に退くことを決めたワタミの渡邉美樹さんは、

近著『「戦う組織」り作り方』の中で、リーダーシップについてこう述べています。



キャリアナビゲーター・前川タカオの”はたらく論”


●リーダーシップとは


「先を見通すアンテナ」が必須


「「世の中を変えるために、今どんな事業が求められているのだろうか」とか、

 「自分たちの力を発揮できるのはどんな分野なのだろうか」といったことを

 一生懸命考えているうちに、社会に対するアンテナが立ち、

 向こうのほうから出会いがやってくる」


「気と気の勝負」で相手に思いを伝えていくしかない」


M&Aを行った側のトップがするべきことは

「簡単なことである。トップ自らが介護施設のユニフォームを着て

 現場に入ることだ

 そして態度と言葉で、経営理念をスタッフに伝えることである」



自分にとって楽な場所、楽しい場所ほど

 部下に譲り渡さなくてはならない



「(私が元気なのは)

 常に夢を持ち続けているから、

 そして自分の可能性に限界を感じていないからだ」



「私は思いこみも一種の才能だと思っている」

 


現場で汗をかいて働いてい人間の声を、一番大切にする



「ガバナンスよりも現場の声を経営に反映させる。現場がすべてだ」



リーダー育成のポイントの一つは、言うまでもなく権限移譲だ。

 ただ、それだけでは不十分である。

 最大のポイントは「追い込むこと」だと思っている。


 もう一つ挙げるとしたら、「どんなときでも変わらない」人物ということ。

 平常心でブレない判断ができる人が、

 組織を引っ張るだけの器を持っている人間である。」




●人材育成について


「マザー・テレサも言っているように、

 愛情の反対は無関心である。


 部下に対する愛情を持っていることがリーダー必須の条件になる」


自分の仕事に夢と誇りを持ち、その夢を語ること。

 夢やビジョンを示せないリーダーのもとでは、

 部下も夢やビジョンを持てない。


 夢やビジョンがなければ、仕事に対する意欲を保てず、

 成長も止まってしまう」


安岡正篤さんの「思考の三原則」を大事にしている。


① 目先にとらわれないで、できるだけ長い目で見ること

② 物事の一面にとらわれないで、できるだけ多面的に、

  でき得れば全面的に見ること

③ 何事にもよらず枝葉末節にとらわれず、根本的に考える



OJTとは、上司や先輩が部下に仕事を見せるのではない。

 むしろ逆である。

 「部下の仕事を上司や先輩が見る」のが

 本当の意味でのOJTなのだ」



伸びる素質を持った部下は、基本的に素直だ

 さまざまな失敗や成功を糧として、

 学ぶべきことをスポンジのように吸収していく」



「親という字は、「立」と「木」と「見」に分解される。

 この文字が示すとおり、親の本来の役割は、 

 立つ木の上から見る、つまり少し上の立場からわが子の成長を見守ることだ」



「ビジネスモデルを描ける人材になるためには、

 「想像力」と「仮説力」だ」



若い時から継続的にトレーニングしているかどうかの差が、

 後になって確実な差となって表れる」




●理念について


「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」




●組織の在り方について


「厳しい集団でなくてはならないが、

 人の可能性を見切る冷たい集団であってはいけなのだ。

 活きるかもしれない人材を、見殺しにしてはいけない。

 チャンスは常に与え続ける必要がある」


「中途採用の条件は、「圧倒的な能力やスキルを備えていること」

 社内で同じレベルの人材を育てようとするならば、

 三年から五年はかかるという場合のみ、中途社員を採用すべきなのだ」



「組織というのは、一つの理念に向かって進んでいく「理念集団」である」


「「一人でも多くのお客さまに幸せな飲食の機会を提供したい」とか、

 「高齢者の方に幸せな老後を提供したい」という目的に向かって、

 誰がどの仕事をしたら一番いいかということを冷静に考え、役割分担すること」


「人」は経営資源ではない。

 「モノ」「カネ」「情報」は経営資源だから、

 買ったり売ったり、捨てたり拾ったりしてもいい。


 しかし人は経営資源ではなく、会社そのものである。


 ワタミグループは、『人』が差別化となる事業にのみ参入する」




一代で大きなビジネスを創ったリーダーの言葉は迫力に満ちています。


麻生総理は、

顧客である国民の声を聞き取れず、現場を見失い

気をもって伝えることすらできなくなってしまった

ということなのだと思います。






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