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気持ちが沈み、疲れていても寝付けない、
そんな夜もあるものですね。
やっと眠ったと思ったら
現実と地続きのような夢を見ては
目が覚める。
繰り返すほどに
寝つきは悪くなり、
結局一旦寝床を抜け出すしかないような、
そんな夜が。
眠れない夜、という言葉から
連想するのは子の曲なのですけれど
ねぐらを出て聴いてみたところで
眠りに誘う曲ではありません。
眠れぬ夜の鬱屈を
紛らすには適しているかもしれませんけれど(笑)
鬱屈を紛らすには
オンラインゲームという方法も良さそうですね。
淋しさを紛らすにも良い方法です。
たとえば、「ピグカフェ」

運がよければ「お手伝い」先で
猫ブログの頃からの友達と話が弾むこともありますし(笑)
友達の「お店」の「スタッフ」として働く
自分の姿に心和むこともあるのです(笑)
でもこの方法は
寝つきをさらに悪くしますし
あまつさえ
睡眠の質まで落としてしまうそうですから
お勧めは出来ません。
さて。
寝付けない夜、いかにして
睡魔を召喚するか。
いい年をした大人ですから、心得たものです。
そんな夜のすごし方なんて(笑)
手軽なところでは
ホットミルクにブランデーを入れて
ゆっくり飲む。
バニラビーンズの
香りを移したミルクなら尚よろしいでしょう(笑)
暖かい部屋から
夜空を見上げて飲めば
気持ちが解れるかもしれません。
寝つきの良くない夜の
基本処方、
と、いうところでしょうか(笑)
そういえば。
昔、猫ブログを書いておりました頃、
月を撮って載せることも多かったのです。
夜の月、明け方の月、朝の月。
薄明薄暮、戸外で仕事に励む猫には、
月がよく似合いましたから。
その頃、よく、読んでくださっていた
少し年上の女性が
「空を見上げるのは寂しい人なんだって」
ってコメントなさって。
その言葉どおり、
先日も月を見上げておりました(笑)

後の十三夜は小雨、月は夜の雲に覆われて見えず(笑)
画像はその少し後の十五夜のものです。
光が冴え冴えと白く、眩しかった。
冬の月のようでした。
ホットミルクを飲む、
夜空を見上げる、
・・・そんな手立てでは
睡魔の気配も感じられない、
寝付けない夜にお勧めなのが
軽い読み物をいい加減に捲ってみること。
たとえば『夢幻紳士』。
この漫画は大雑把に申し上げて
少年編と青年編に分けることができるようです。
それぞれが幾つかのシリーズに
分かれておりますから
お好みのテイストのものをお選びください(笑)
今回、睡眠導入剤としてお勧めする
青年編は
マイルドなグロテスク趣味と
ソフトなエロティシズムと
ライトなナンセンス感覚が
そこはかとなく漂う
洗練された怪奇物。
大して怖くありませんから
夜更けて一人読んでいても
恐怖に慄くことなどあり得ません(笑)
「ネムキ」という雑誌で連載されていたことも
ある程ですから
眠れぬ夜との相性は出版社お墨付き、
そう、申し上げて
過言ではないのではないかしら。
・・・多分ね(笑)
(ネムキ=眠れぬ夜の奇妙な話の意、とのことです)
とりわけ高い睡眠導入効果を発揮するのが
『逢魔編』
昭和初期らしき時代、
とある料亭の一室を舞台に
青年・夢幻魔実也が
酒を片手に妖物を呼び込んでは退治する、
と、それだけのお話です。
ただ、
その退治っぷりが・・・(笑)。
そこに惹かれる己を
嘲り笑えば
ある種、馬鹿馬鹿しい気分。
頭は軽くなり、気も緩みます。
そこで、
眠気が差してくるのを待つ。
それが
睡魔を誘い込む常道です。
辛いの悲しいの苦しいのって
所詮、
大した問題ではなく、
望みはない寂しさとはいえ
日常の些事とさえ言えない程度のものなのだから
この程度の娯楽で麻痺させることが
出来るはず。
出来なくても、あたかも
出来たかのように
自分を誤魔化すことぐらいは
容易いことです。
大人ですから(笑)

ところで。
先程。
あえて「・・・」伏字)表記を致しましたけれど(笑)
それは、夢幻紳士の本質を表す言葉が
不謹慎な単語だからと言うわけではなく。
一言で言い表す適切な言葉を
思いつくことが出来ないからに過ぎません。
それだけではなく。
紳士の皮を被った・・・
というよりは
まだしも
紳士でありながら・・・、
といったほうが多分本質に近い。
けれど、
それで言い尽くせるものでもない。
夢と現のあわいのように
理解の届かぬ存在であるという性質が
空回りで熱を帯びた脳を
眠りに誘うのかもしれません。
案外いっそ一言、
「鬼」
そう、言い捨ててしまえば
済むのかもしれないけれど(笑)
そういえば。
このページをご覧くださった方の中で
夢幻魔実也をご存知の方、
どれくらいいらっしゃるのでしょう?
少なくとも一人いらっしゃることは
先日偶然確認済みなのですが(笑)
『夢幻紳士』(青年編)お好きだと仰る方、
お気が向かれましたら、ご連絡ください。
お待ちしてます(笑)
さて。
眠れずに寝室を出てPCを立ち上げ
このお題で書き始めた時、わたしは
投稿したあと
「渚にて」(『幻想編』)
「船は往く」(『夢幻外伝2)
「おいてけ沼」(『怪奇編』)
のどれかを捲って睡魔の訪れを待つつもりで
おりましたのですけれど・・・
はや、眠気が差してまいりました。
ページを捲らずただ
思いを巡らすだけで
憂き世を忘れさせ眠りに誘うとは
さすが夢幻紳士。
夢の字を冠したその名は
伊達ではないようです。
おやすみなさい・・・

11/15
雲の風船、ありがとうございます。
素敵でしょうね、
薄紅の雲、こんな軽やかな気持ちになれたら。

ありがとう、気持ち和みます♪

いつの間にかもう、11月も半ばに差し掛かりました。
庭の花も、とうとう尽きてまいりました。

お時間を割いて、「いいね」してくださってありがとう。
朝夕、冷えますね。
今朝は下弦の月。
近くに光っていたのは
木星とレグルスだったのでしょうか。

風邪引かれませんよう、どうぞお気をつけて。