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YUICHIのブログ

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高齢化社会が進行する中で高齢者の3人に1人は年間に1回以上「転倒」を経験している。また、日本の「転倒」にかかる医療費・介護給付費は2009年の1年間で9141億円。システマティックレビューによれば運動教室によって転倒発生は30%⇒20%に抑制が可能とのこと。そして30%⇒25%まで抑制することで1500億円の利益がでる。


今回のテーマはGoal設定


毎日、毎日いろいろな患者さんを診ていると、次にこの人を見て、自主トレーニングを指導してその間にカンファレンスに出て・・・ふと思うときがある。作業となっていないだろうか。


1年目の冬、ある患者さんが言ってた。

「先生たちはたくさんの患者さんがいるけど、私たち患者は担当の先生を信頼していくしかないんだよ」


なかなか深い言葉ですね。GTOの内山田教頭がいってました。


僕は担当となったからには回復期だけでなく、生活期にもうまくつなげていけるといいな。とか考えている。それをできているかどうかはもっと生活期を知る必要があるのだろうが、今は「Goal設定」には細心の注意を払っている。


例えば、

もともと杖歩行自立の大腿転子部骨折の患者さんがいたとして、痛みが強い場合short Time goal(以下STG)は疼痛の軽減だとか、関節可動域の改善だとか、筋力強化になってくると思われる。また、それと並行して理学療法士(以下PT)ならば歩行導入をあげるだろう。


じゃあ病棟での杖歩行獲得しました。


「ほぼ病前レベルだと思います。退院可能です。」


Goal達成できてよかったー。


今の僕は「んー。」て感じ。

Goalて言うのは目標設定のわけで、達成しても、その次にその次にと立てていくべきではないだろうかと考えられる。


なぜかというと、あくまで骨折の人が例だが、冒頭でも述べたように転倒が大きな社会問題となっている現在では、上記したGoal設定は甘いし、もし、そこでセラピストが満足していればこけた患者はまたこけて戻って来るだろう。一般的にも一度こけたら、基本的に同じ能力で、同じ環境ではまたこけます。て言われてます。


杖歩行獲得しました。

じゃあ独歩はいけないのか?

屋外など違う環境ではどうなのか?

今後生活期でも機能は維持できるのか?

自主トレ・自己身体管理はできるようになったのか?また、それを続けていける動機づけはできたのか?

家族へリスクは説明できたのか?(理解してもらえたか)


どんどん身体能力が向上するにつれてGoalは立てていかなければいけない。

というかある程度最初に立ててつぶしていかなければいけない。


質も重要である。

杖歩行ができるようになりました。

杖はいちお使用してほしいですね。


どこまで質を求めるか、移動方法は同じ「杖歩行自立」。

しかし中身は全然違います。



とりあえず屋外歩行(病院の周り)できます。

人に話しかけられても反応でき、物事を3つ以上考えながらでも障害物をよけ歩けます。


これも質が違います。


どこまで想定し、練習できるか。また、その練習をするのは今で正しいのか。どれくらいのスパンで進めるか。


エビデンスの高いことをルーチン化して実施。ある程度は効果がでます。(エビデンスを否定しているわけではありません。むしろ僕の中でも主流です)


しかし、患者さんはその生きてきた背景であったり、環境など1人1人が様々です。

十人十色です。


最近忙しくて1日1日が嵐のように過ぎていきます。

正直、仕事です。


ですが、一つ一つ見直しながら考え、治療することって実は楽しいことなんじゃないかとも改めて思っているので久しぶりにブログを書いてみました。


ちょっとでも楽しく質の高いリハビリを提供できるセラピストを目指したいです。