自分と小さな約束をし、それを実行しよう

 


 自己肯定感を高めるには、ご自身の行動の解釈を変えることが必要です。

 もしかして、日々の自分のルーチンも含めた行動を「当然だ」と思っていませんか?
 そう思って行動し続けていたら、自己肯定感は上がりません。むしろ下がってしまいます。

ポイントは、「自分と約束し、それを実行する」ことです。


自分との約束は、時間や場所を具体的にして、小さなことで、ハードルの低いものを設定することがコツです。

例えば、8:55 には職場で仕事を開始できるようにする。12:00 になったら作業を中断する。 15:00 には、休憩を取るために、離席してストレッチをする(目をつぶって休む)


22:00には入浴をする。21:00にはリラックスモードに照明をを小さくする。

 

 1つ実行できたら、それを思いっきり喜ぶ!


 一つ一つの、「自分との約束」を実行できた、守れたという事実を、喜び、褒める。

 これが、非常に大切です。

 この約束と実行を1日のなかでなんども、くり返していくことで、自己肯定感の基礎となる体験が蓄積され、高まっていくことが、実感できるようになります。

 

 

 

 なぜ自己肯定感が高まっていくのか?

 


 自己肯定感というのは、日々の活動は全て自分のためにやっているという感覚に支えられています。
 主体的に取り組んで、その結果を自分で喜ぶという構造になっています。自分との小さな約束を守る、実行したというのは、いわゆる成功体験と評価されるべきことなのです。
 そして、その小さな成功体験が、どんどん積み上がって、自己肯定感は大きく成長していきます。

自己肯定感が低い人誤解しやすいのは「何か大きなことを成し遂げた」「巨大な成果を上げた」「他人にはできない結果を出した」だから、自己肯定感が強いんだということ

 そうではなくて、自己肯定感の強い人は、小さな自分の目標を守れたことを、非常に褒めています。
 
 自信がない人は、自信がある人と同じことができるのに、「できて当然」「できて当たり前」という、無意識の反応を起こしているのです。