うつ病の治療で重要なのは、情報です。
私が、うつ病なり不安障害が長引いたのは、この15年ほどのインターネット情報という、情報環境の転換点と、治療時期のタイミングが重なったことと無関係ではないと思います。
うつ病や不安障害について、語っているツイートも、ブログも、ホームページも無数にあります。
その他に、現実の人間関係、自然環境、身体の環境、遺伝など様々な情報処理におわれている中で、いわゆる「治った」という状態を目指すわけです。
この時に、禁忌は、自分を追い立てるような、強迫するような、共感的でない情報/団体/人です。
それは、「治すのが仕事」であると標榜している人であっても、避けるべき人はいます。
病気の人を採用している、といった建前であっても、避けるべき会社や、組織は存在してます。
どのような環境や情報の中に身を置くかと言うことが、決定的に、病気の改善速度に影響を与えると思います。
関わっていて、または、読んでいて、苦痛が生じれば、それは、病状を悪化させます。
基準をどこにもってくればいいのでしょうか?
それは、あなた自身の、主観です。
あなた自身の、感覚に苦痛があれば、それは、避けなければならない情報です。
当たり前だと笑うかもしれません。
しかし、実際、そこに気づかないことも多いのです。
他人ができているとか、そういうことは、今の段階ではどうでもいいことです。
人というのは、多種多様です。
Aさんに苦痛でないことが、あなたに苦痛であることは、いくらでもあることです。
そのような生命としての個別性を無視して、自分に苦痛を強いることは、うつ病には禁忌だと考えています。
難しいのは、そのような苦痛を強いる人ほど、病気になりやすいという、ループが生じやすいことなのです。
そこを断ち切るのが、瞑想のいいところです。