『プシュケ』は 愛の神「エロス」との約束を破り彼の(エロス)姿を見た事から天上の世界から人間界へと戻されてしまいました。
しかし『プシュケ』は( エロスと)天界で暮らした穏やかで楽しい日々をどうしても忘れる事が出来なかったのです。
『プシュケ』は「エロス」に許しを乞うために彼がいると思われる 愛と美の女神「アプロディテ」の宮殿(天界の宮殿)の主に(アプロディテ本人の事)頼むため「アプロディテ」の神殿に赴き「エロス」と会わせてくれるよう心を込めて祈りを捧げます。
しかし「アプロディテ」は人間界で自分に近い美しさを持つ『プシュケ』を内心、心良くは思っていなかったんですよ。
「アプロディテ」は彼女(プシュケ)に対し、美を誇ってる事や息子(エロス)を傷つけた事(約束を守らなかった事)を責め、罵倒するのでした。
それでも謝り続ける彼女(プシュケ)に対し難題を貸します。
そして、その難題をクリアしたあかつきには「エロス」と会わせてあげると約束をしてくれたのです。
その難題を『プシュケ』は他の神々の助けを借りて次々と達成して行く事が出来たのです。
残った難題は〈 冥界に赴きペルセポネ(冥界の神の妃)から [ 永遠の若さと美 ]が得られるものが入っている箱 を譲り受ける事 〉なんですよ。
冥界に行くためには『プシュケ』は一度死ななくてはならないのです。
それでも死を覚悟して冥界への道を歩いて行く事を『プシュケ』は決意し歩き始めます。
決死の覚悟で冥界まで進んだ『プシュケ』に 冥界の門が突然囁きます。
「貴女の勇気には感銘を受けました。此れから ペルセポネ 様へとたどり着く道のりと会える方法を教えますので、聞き違わないように‥」
『プシュケ』は 冥界の女神「ペルセポネ」にやっとの思いで会うことが出来たのです。
目の前にいる女神は、冥界の女神とは思えない出で立ちでした。
あまりにも美しく輝き放ち、冥界には似合わない清楚さも兼ね備えており、不思議な感じと出会えた感動を抑えながら 光輝く女神「ペルセポネ」に対し訪れた事情と譲り受けたい宝物がある旨を懸命に伝えます。
「ペルセポネ」は事情を理解し、優しく彼女(プシュケ)に微笑んでくれたのです。
とても美しくて優しい女神「ペルセポネ」から 〈永遠の若さと美が入った輝かしい箱〉を譲り受ける事が出来、ついに望みが叶ったのです。
彼女(プシュケ)はその帰りの苦しい道も「エロス」との再開を楽しみに足早と「アプロディテ」の神殿へと向かうのでした。
しかし帰り道の中、「ペルセポネ」や「アプロディテ」の美しさを見た『プシュケ』は、おそれ多くも美しい女神らと自分の姿とを比較し落ち込んでしまいます。
髪はパサパサになり手足は傷が増え、肌は赤黒くなり、顔も険しくなっているのに気付き、頂いた 宝の箱〈永遠の若さと美の箱〉が気になってしょうがなくなるのです。
そして 我慢を抑え切れず、ついに その箱を少しだけ開けてしまうのでした。
その瞬間、箱の中からは煙が漏れ、それを吸ってしまった『プシュケ』は 深い眠りにおそわれます。
箱の中身は〈永遠の若さと美を保つ、冷凍保存のような煙だったのでしたぁ。〉※眠り姫の世界かぁ…
「アプロディテ」は最後の最後にその箱を『プシュケ』は開けてしまうだろうと予測していたのでした。
「アプロディテ」から話を聞いた「エロス」は『プシュケ』を何て馬鹿な事をしたんだと思いつつも、そこに何故か愛しさを覚えるのです。
「エロス」は天界の主神である「ゼウス」に『プシュケ』を天界に呼び寄せたいと嘆願し、「アプロディテ」にも彼女(プシュケ)の行いに対し許しを乞うのでした。
「エロス」の熱意に負けた神々は、彼女(プシュケ)を天界に呼び寄せる事を許し、彼女は天界の一員となるのでした。
彼女は今でも愛する人と共に仲睦まじく暮らしており、幸せみたいですよ。
(好奇心は相変わらずかもしれないけどね…。)
〔終わり〕
女心って不思議ですよね?
してはいけない行為と知っていながら、携帯電話の履歴を見たり、あれこれと考え不安を感じたり、平気で嘘をついたりと…
◇好奇心や執着心、そして信頼が失う行為は幸せを壊してしまうおそれがある事をホントに理解している人はどれくらいいるだろうか…?
知ってて止めることが出来ないのなら その愛は己の欲望の愛にしか過ぎないのかもしれないですね …