今日の韓国議会でパク・クンヘ大統領の弾劾が決定した。
国民が選んだ大統領を、任期途中で同じ国民が引き摺り下ろした訳で、傍から見れば「勝手にすれば」とでも言いたくなる。日本のメディアも毎日のように動静を、ゴシップの類までも一緒くたに報道していたが、隣国とはいえもっと冷静に引いて見ているべきであろう。所詮は他国のまつりごとであり、日本国民がどう思おうとも韓国輿論を左右できるものでもない。「勝手にすれば」と傍観しつつ、起こりうる事態への対処に万全を期するのが正道と思う。
さて、弾劾決定で、これまでの混乱にようやく終止符が打たれると期待したいところではあるが、まだまだ迷走が続くのは確実であろうと思う。近年の韓国大統領を見て感じるのは、彼の国には人材がいないという事であり、現在、名の挙がっている次期大統領候補の顔ぶれを見ても、限られた情報しか無い故かも知れないが、国を統括・牽引できるような人物とは思えない。候補者の選定をめぐって、まだまだ混乱が続くのは火を見るより明らかであるし、その手続き上でも恐らくは迷走を続けるであろうと思う。暫くは触らぬ神に祟りなしと、表面上は無視を決め込むのが最善手と思う次第である。
今回の騒動で一つ納得してしまったことがある。それはパク大統領が中国と米国の間で右往左往した事の背景に、話題のチェ氏がいたのではないかという事である。まともな指導者ならば、同盟国の米国を無視してまで中国の戦勝記念行事に列席したり、かと思えば中国から反発を受けるのは明らかなミサイル防衛システムを米国から導入したりと、短期間に両極端を行き来はしない筈である。報道ではゴシップの類ではあるが、パク大統領が、中国の属国の如き振る舞いをしたり、THAADを導入したりした裏に占い師の如き存在があったとしたら、妙に納得がいく。あの無表情も、そんな他人頼りで国政にあたる自身を隠す蓑であったかも知れないと感じた。就任以来の行動を思い返しても、常に一貫性に欠け、国の指導者として、国の方向性を自ら熱く表明したのを見たことが無い。
何れにしろ、他国の政権の行方はその国の国民に任せ、我が国は広く世界に対し国の進む方向性を発信し、価値観を共にする諸国と協働してゆくことに注力すべきであろう。
お隣の家庭内争議に関わってしまえば、こちらの家庭まで巻き添えで不和を招きかねない。争議が落ち着くまでは、玄関も窓も戸締りを厳重にしておくに越したことはないと思う次第である。
2016/12/9