ニュースの直感:米国大統領選、明日投票日 | フェディのブログ

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米国大統領選挙がいよいよ明日に迫った。

 

予備選が始まる前に、今回の選挙では強いアメリカの再興が望まれると思い、クリントン氏には勝機はないと当ブログに記した。しかし、共和党の候補にトランプ氏が決まって後は、その余りの無知蒙昧さに、クリントン氏が勝利する可能性が高いと考えてきた。

 

直前の世論調査では両候補の支持率は僅差に留まっているが、あれだけ醜態を晒してきたトランプ氏が未だ僅差につけているのは、矢張り強いアメリカ再興への期待が米国民に強くあるからであろう。トランプ氏も演説で強いアメリカを取り戻すと盛んに叫んでいるが、その発言からは本当の強国再興に資する内容はなく、単に「身勝手なアメリカ」を作ろうとしているとしか見えない。世界で支配的な存在となるには、単に傍若無人の振る舞いができるという事ではなく、その国体・行動に尊厳が認められることが必要である。この点でトランプ氏の叫ぶ「強いアメリカ」は、単なる票目当てのお題目に過ぎない。

 

一方のクリントン氏については、安定感としてトランプ氏と比べ勝っており、政務の実績も大きなアドバンテージであるが、矢張り世界をリードできるパワーと言う面では物足りない。安心感を望む主婦層や、変化を恐れるウォール街には受けているのであろうが、自由主義圏の盟主としてプーチンやシー・チンピンとわたりあっていけるかと考えると、任期の4年間でオバマ大統領時代に失ったパワーを回復できるとはとても思えない。

 

選挙は水物というので、明後日の開票まで結果は予断できないが、今回の選挙戦を通じての一番大きな問題は、両候補共に余りにも欠点ばかりがハイライトされ続けたことであろう。どちらが大統領になるにせよ、米国の経済力とは離れて、大統領として世界を統率できるような尊厳を世界に示せなかったことは間違いなく、来年からの4年間は世界情勢がさらに流動的になることは避けられないと思う。

 

我が国も米国依存一辺倒では、共に存在感を低下し続けることになるであろう。戦後70年を経て、真の独立国家としての自立が問われる舞台にいよいよ登壇したのだと考える次第である。

        2016/11/7   13:00