東京都の舛添知事の金銭疑惑釈明会見が今日午後に行われた。
個々の説明内容については各メディアが報じているので割愛するが、何れも苦しい言い逃れでしかなかったと見えた。
舛添知事の問題は個々の疑惑事象にあるのではなく、本人が都知事になった背景への理解が身に沁みていなかった事であろうと思う。前任の猪瀬都知事が失職したのは、選挙資金として不明朗な金銭を受理した事であった。その後任として都知事になったことを良く理解していれば、今回の様な金銭疑惑、浪費批判を受けるような行動はしなかった筈である。この点で大きな「抜かり」があったのは否めない。
振り返って見れば、猪瀬前知事は石原元知事から禅譲を受けて都知事となった訳で、二期目の選挙は実質的に初の選挙であったと思う。初めての選挙を前にして、勝手も判らず、選挙資金にも不安があり、単純に有難い厚意として金銭を受け取ったのであろうと感じた。恐らくは石原元知事からの口利きもあったに違いないが、都知事に推挙してくれた恩人である石原氏の名を出すわけにもいかず、自分の判断で受け取ったとしたのであろう。言わば世間(選挙業界の意)知らずが金銭授受問題の原因であったと思う。
それに比べると、舛添知事の場合は確信犯であり、その罪は猪瀬元知事より遥かに重いと思う。現在のところでは、未だ今後の展開は見通せないし、都民でもない身には野次馬評でしかないが、確信犯である罪の重さを考えると辞任に追いこまれてしまうのではないかと見える。
2016/5/13 21:30