ニュースの直感:中国が北朝鮮経済制裁策を発表 | フェディのブログ

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今日、中国商務省が国連安保理事会の決議した北朝鮮への経済制裁に基づき、石炭と鉄鉱石の北朝鮮からの輸入を制限すると発表した。



さきほど、このAFP発のニュースを見て、思わず笑ってしまった。現在、中国では大気汚染問題と景気減速で石炭の需要は激減しており、在庫過剰になっている筈であり、鉄鉱石も製鉄業の稼働率低下により、これまた在庫の山となっているであろう。これらの輸入制限は、いわば国内事情による過剰在庫対策であり、とても北朝鮮への経済制裁とは呼べない。いくら国連決議の履行と強言しようと、このような見え見えの政策に、それはないだろうと思った次第である。


経済的な図体ばかり大きくなった中国であるが、その行動には前時代的で幼稚な独りよがりが目に付いてしまう。昨年の戦勝記念日(これも、戦勝を宣言できるのは台湾国民党である筈で、中国共産党は対日戦争で勝利した訳ではないのは誰でも知っていることである)の前後と記憶しているが、中国は兵員を今後数万人規模で減らしてゆくと発表し、世界から指弾されている軍備拡張へのエクスキューズとしていた。これも、兵員の削減は一人っ子政策による若年層の減少と、経済発展により若者の雇用環境が改善したこと、兵器の近代化により人員が不要になってきたことによる、必然的な採用減少であると思う。それを、さも軍拡はしていない証の様に胸を張って宣言するのは、有体に言って見え透いた一人芝居であり、金を注ぎ込むことでひれ伏させている一部のアフリカ諸国の元首を除いては、世界中の誰も納得はしないであろう。


南シナ海、東シナ海の領有権の主張にしても、漏れ聞こえてくる中国の主張は、とても合理的なのものではなく、誰がその主張を尊重するのかと疑わしい理屈を平気で公言している。昨年後半に南シナ海の岩礁に建設した飛行場の完工式典のニュースがあったが、民間航空会社の機体を着陸させてキャビンアテンダントが笑顔で降り立っていた。軍用空港ではないとアピールしたかったのであろうが、全く観光資源や宿泊施設のない南海の孤島に民間機で渡航する人などあろう筈がなく、正に笑止千万である。


このところ、事実か否か全く疑わしい水爆完成やらICBM技術完成といった北朝鮮キム・ジョンユンの懲りない言動が注目されているが、どうして、どうして中国もその見え透いた言動では負けていないと改めて感じた今日の経済制裁のニュースではあった。

    2016/4/5 24:00