日銀が追加緩和策としてマイナス金利を導入した。
金利がマイナスというのは我々市民には実感が湧かないが、要は市中銀行がこれといった融資先・運用先がみつからないために止むを得ず日銀に預けている預金を、これ以上積み上げさせない措置の様である。
メディアの解説によれば、日銀はこのマイナス金利により、銀行が市中への融資を増やす効果を期待しているという。しかし、民間の資金需要は実体経済とリンクしている訳で、将来へ向けた経済環境に明るさが見えない限りは銀行の融資も伸びないであろう。
一方、株式市場は年明けから乱高下し、文字通りマネーゲームと化しているように見える。今回の緩和策によって、行き所の無いキャッシュが増え、株式市場の騰落を一層激しくすることにならないかが不安である。
ま、金融政策の専門家が集まり、議論して決めたことであるから、それなりの裏づけがあると期待するしかないであろうが、現在までの影響を見ると、円安と株高となっており、指標上は一応の効果はあったと言えるのかもしれない。今回の日銀の追加緩和策は、実体経済への効果というよりは、金融・為替市場へのメッセージ効果のみを狙ったものと感じた次第である。
2016/1/30 21:00