ニュースの直感:甘利大臣の金銭疑惑 | フェディのブログ

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甘利経済再生担当大臣の不正献金疑惑が浮上した。


週刊誌のスクープであるようだが、献金した側が最初から録音や、差出した現金の紙幣番号を控えていたという。献金による口利きを図ったというよりは、罠に嵌めるために行った行為に見えてしまう。賄賂性の献金であれば、贈った側も贈賄の罪にとわれる訳で、そんなものを詳らかに証拠として残しておくのはどう考えても腑に落ちないし、仮に口利きの実行を迫るための脅迫手段として残していたのなら、週刊誌にリークする前に甘利大臣かその事務所に返金を要求するか、公にすると脅迫するのが普通であろう。もし、そのような事が水面下ででも進行していたとすれば、甘利大臣は当然承知していたであると思うが、大臣の答弁からは、そのような様子は微塵も見られなかった。


2年半前に事務所で面会した際に羊羹と一緒に50万円を包んで手渡したと言われているが、もし大臣がその現金を目にしていたら、当然の事として、後日突き返したであろう。たかだか50万円で議員の要職を棒に振るような事は絶対にしないであろう事は小学生でも判る。この事からも、巧妙に罠に嵌められたものと推察せざるを得ない。


大臣は答弁で、記憶を辿って確認の上で後日説明をするとしたが、本人に覚えがないのであるから即答はできないのは当然であろう。場合によっては手渡されたという羊羹と封筒(かどうかは定かではないが)は、脇で同席した秘書が受け取り、大臣は手に触れていないかも知れない。だとすれば記憶に定かではないというのも頷けるし、秘書や同席者に事実関係を確認するのは当然である。大臣は、一週間で第三者も入れた確認を行い説明すると言っているのであるから、それまで待つのが筋であろうと思う。国会で野党は即答できないのは黒であると決め付けるような追及をしているが、記憶に定かではないことを思い起こし事実関係を整理するには時間が必要であろうし、大臣の答弁を映像で見た限りでは、苦しい言い逃れをしている様子には見えず、正面から受け止めて対応するとの誠意が感じ取れた。


野党にとっては、安倍内閣の攻めどころが無く手詰まりの状態が続いていたので、今回の問題は久しぶりに手にした切り札と雀躍しているのであろう。しかし、自党が暴いた疑惑ならともかく、一週刊誌のスクープ記事をそのまま信じて、鬼の首を振り回すようなことは、底の浅さを見せているようなものである。過去に幾度もあったように、自らにブーメランが飛来しないように自重したほうが良いのではと、老婆心ながら思う次第である。週刊誌の誤報という事も可能性としてない訳ではない。


さはされども、状況からすると何らかの金銭の授受はあった可能性は高いのかもしれない。甘利大臣本人は関与していなくとも、秘書が受け取っていたとすれば、小渕優子氏のケースと同様、管理責任は問われることになるであろう。しかし、甘利大臣がTPP交渉で米国を相手に、日本に有利な譲歩を勝ち取り纏め上げた実績は、余人では果たせなかったことであろうと思う。その論功には、いささかも陰を落とさせるものではないと考える。野党の某議員は、来るTPPの会合に甘利大臣が出席することは日本の恥であるとまで言い放ったそうであるが、恥を知らなければならないのは当人の方であろう。TPP交渉が自分ができもしない難物であったことへの理解もなく、このような発言をするとは、開いた口がふさがらない。


結果は不明ではあるが、一週間後の甘利大臣の説明を静かに待つのが大人の対応と言えるだろう。

     2016/1/23 18:00