ニュースの直感:南京事件がユネスコ記憶遺産に登録 | フェディのブログ

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南京事件がユネスコ世界記憶遺産に登録された。



これは、普通の日本人にとっては受け入れがたい事であると思う。戦争という極限状態の中で犯罪行為が伴うことは避けられず、いくら日本軍が規律を重視し抑制された組織体であったとしても、一部の不心得者が規律を破る行為をしでかすことはあり得る。これは、どの時代のどの国でも同様であると思うし、現代社会においても、犯罪が根絶できないことと何ら変わりはない。従って、そのごく一部のことのみをハイライトし、あたかも全体が悪いと断定するのは論理的ではない。

また、中国側の見解として、南京軍事裁判の記録が事件の大きな証左とされているようであるが、戦後の軍事裁判は戦勝国が敗戦国を裁くものであり、現代司法の場で最重要視される公平性・公正性の点からは遠く遊離したものにならざるを得ない。この軍事裁判を根拠とすることは著しく公平性を欠くものであると考える。



文頭で「普通の日本人」と書いたのは、今回の事案に対しての報道で一部のメディアが訳の分からない記述をしているからである。朝日新聞はデジタル版で、「….対日関係への影響を計りながら申請の機会をうかがっていたとみられ、13年末の安倍晋三首相による靖国神社参拝を踏まえて申請を決めた可能性がある。(朝日新聞デジタル記事「南京」登録、日中に火種も 記憶遺産 201510110500分 (上海=金順姫、北京=林望)と報じた。何故、今回の記憶遺産登録決定の背景に、安倍首相の靖国神社参拝があると言えるのか、全く理解に苦しむ。しかも、狡猾なところは、これを在中国の中国人記者による記事としている事である。記事の掲載にあたっては朝日新聞の主幹が審査するであろうから、この記述も朝日新聞社の判断と考えるのが自然であろう。慰安婦問題で一応の謝罪をした筈の新聞社にも関わらず、事実検証を脇においてでも、中韓の主張を丸呑みにし、日本を貶めるという根本は何も変わっていないと強く感じた。



日本政府は、早速抗議を表明し、ユネスコの分担金支払いの停止も考えるとした。普通の日本人は、この対抗措置のような表立った波風は立てたくないと思うかも知れない。金銭的な対抗措置というのも大人気ないと感じる向きもあろう。しかし、国際交渉においては価値観の異なる相手が対象となるので、日本人の感性にそぐわない行為であろうと、ためらわずに行うべきである。このような感情と理性の相克を伴う事象においては、大衆に影響力を持つメディアの報道の仕方は大きな影響を持つと考える。この点で、朝日新聞の報道は意図した傾斜を持つ内容であると思う。また、日本政府の抗議について中国政府は敏感に反応するであろう。分担金停止を正式に通告すれば、これこの通り、日本は歴史修正に動いており、戦前軍国主義への回帰という右傾化が顕になってきたと報ずることは想像に難くない。しかし、事実は事実として、申請内容にある被害者数30万人には全く根拠がないこと、また多くの証言が疑義を持たれたものであることは、真正面から論破することが必要である。中国側も反発は強めるであろうが、臆してはならない。日本政府には強い対応をしてほしいと考える。

    2015/10/11 17:00