ニュースの直感:iPhon6S が初期販売記録更新 | フェディのブログ

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iPhone6Sシリーズが発売後3日で1,300万台を記録したという。


これは昨年発売したiPhone6シリーズの3日で1,000万台を大きく超えた新記録であるとApple自身のウェブサイトにプレスリリースされた。世界のAppleウォッチャーに注目されたニュースであり、多くのメディアがそのまま報道したが、一つ抜け落ちているのは、去年は何故か中国での販売開始が遅れたことである。当時このニュースを見て、世界同時発売が原則のAppleが小規模市場ならともかく、最重要とも言える中国で発売を遅らせるとは!と驚いたことを覚えている。その時の手前勝手な解釈は、大きく進化した新モデルであったので、量産体制が整わず、十分な事前在庫を確保できなかったため、やむを得ず中国市場を後回しにしたのであろうと思った次第である。


が、今回の新記録という報道を見て、それがAppleの仕組んだストーリーであったと思い直した。昨年のiPhone6シリーズは大画面化という目玉があり、その前年のiPhon5Sの初期販売実績を上回るのは確実であった。一方で、今年のiPhone6Sはパフォーマンス向上がメインとなるのはApple自身が決めていたことであり、昨年のようなインパクトに乏しいのは明らかであった。そこで、Appleは連続新記録を継続するために、敢えて中国市場の発売を遅らせて記録更新幅を抑えたのであろう。今年の6Sでの記録更新は正にそのAppleのストーリー通りに実現した。来年は7シリーズとなりフルチェンジの年となるので、今年の記録を更に更新することを狙っているであろう。但し、先進市場が既に飽和しつつあるため、記録更新のハードルは高いと思われるが、Appleはそこまで読んで今年の連続新記録を最後の花として達成させたのかも知れない。


何れにしろ、今回の新記録についてはAppleの戦略の上に作り上げられた成果であろう。同社にとって中国での売上が数ヶ月遅れることより、今年の新記録の連続更新の方が重要な関心事であり、結果から見ても世界中のメディアが取り上げ、大きな宣伝効果をもたらしていると見える。情報戦略に長けたAppleには脱帽せざるを得ない。


                                                  2015/10/5 01:00