ついさきほどのニュース(時事通信 21:32)で、中国浙江省の化学工場で爆発があったと言う。
第一報のみで詳細は不明であるが、中国でこれだけ連続して爆発事故が起きていることには、単なる偶然とは言えない何かがあるように思えてならない。一党独裁の強力な警察国家であり、国内にいる多くの不満分子・危険分子については監視の目が行き届いている筈であるから、政府の混乱を狙ったテロの可能性は低いであろう。では、他にどんな背景が考えられるだろうか?
個人的には、景気下降が背景ではないかと感じている。衆知の通り、中国の経済成長は急激に鈍化しており、政府発表では今年第一四半期、第二四半期とも7.0%の成長率であったと言うが、実態はその半分にも満たぬ数字であろう。そのため、国内に膨大な過剰設備・在庫を抱えてしまっている。
拝金主義の蔓延している中国社会で、過剰設備・在庫を抱えてしまい赤字を出し、それも先行きの解消が全く見込めないとなったとき、経営者は何を考えるであろうか? これまでの投資金を回収し、将来も赤字を垂れ流す設備をなくするには、工場を焼失させ保険金を手に入れる事が一番簡単な方法であろう。無論、自分が手を下せば保険金も出ず、自らも罪に問われるから、無縁の第三者を使うことが必須となるが、あれほどの拝金主義の中国ならば、それを請け負うビジネスが存在していても不思議ではないと思う。
倫理観より金銭観が先行する社会では、日本人の理解を超える事が起こりえると感じた次第である。
2015/9/7 22:30