ニュースの直感:安保法制反対デモ | フェディのブログ

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今日30日、国会周辺で安保法案に反対する大規模デモがあった。


主催者側の発表で約12万人が集まったという。いつもの如く、警察側の発表では約3万人と両者の数字は大きく異なるが、何れにしろ数万人規模のデモではあったようだ。野党党首たちや文化人、学者等々も参加し、一緒に気勢を上げていたが、客観的に見て扇動していたと言う方が当たっているだろう。


民主主義国であるから、意見を闘わせるのは大いに結構であるが、安保法制の国会審議が始まって以来のデモを見ていると、一部のアジテートに乗せられて集まっている人達が殆どではないかと見えてしまう。また、野党党首たちの演説を聞いていると、この人達は本当に国会議員なのかと疑ってしまう。国会で意見を述べることができない市民が、デモという手段で意志を表明することには理があると言えるが、国会議員であるなら、国会の場できちんと主張をし、議論を闘わせるべきである。当然のことながら対案も示すことが前提であるが、維新の党以外は対案も出さずに(出せずに)、重箱の隅をつついてばかりでは、安倍首相が野次を入れたくなるのも、むべなるかなである。デモでアジる時間があるなら自党の対案作りにいそしむべきと思う。



同様の大規模デモというと、60年安保、70年安保があったが、あの時日米安保条約破棄を叫んで熱狂した人々のうち、どれほどがその後も日米安保条約の廃止・是正に向け継続的に活動をしたのであろうか。安保闘争の中心に居た人物が、後に「安保反対と言って騒いでいた中に安保条約の中身を読んで反対していた人間はろくにいなかった」と漏らしている。つまり、殆どがアジテートの言葉に酔い、集団心理の元で安保反対を叫んでいたのである。二度の安保闘争は、それらの踊らされた民衆の数を錦の御旗として、全学連等の跳ね上がり集団を跋扈させたのではなかったか。今回のデモを見ていると、再び社会混乱を引き起こすような集団が出かねないと不安になってしまう。


今日、参集したデモ参加者の方々には、是非とも自らの頭で戦後の日本の歩みを振り返り、現在の日本を脅かす周辺国が如何に変転してきたかを見据え、将来へ向けた選択を真剣に考えて欲しいと思う。国家の安全は決して感情論で担保できるものではなく、冷徹な国家間のパワーゲームの中で自国の立ち位置を確保するために最適な方法を選択することが必要である。この意味で、今の安全保障法案を「戦争法案」と呼び、廃案を唱えているようなデモの参加者達は、その唱和して叫んでいる「我々の子供を戦争に行かせるな!」とは全く逆に、自分の子供たちの将来を危うくする選択を主張している事に気付くべきである。


デモの規模拡大の影に大きな危惧を抱いた今日のニュースではあった。

               2015/8/30 24:00