政府の河野談話検証チームが報告書を纏めた。
早速、河野氏本人が文書でコメントを出したが、阿倍総理が見直しを行わないと発言したことを念押しし、これ以上糾弾はせずにそっとしておいて欲しいとの逃げ口上であった。確かに当時の情勢下で最善の方法をとったと思っているのであろうし、ご本人の独断で発信したものでもない。しかし、名前を冠したコメントである以上、その内容に瑕疵があるなら本人自身が公表せずには、世界は事実として見ざるをえない。正に韓国は、そこを突いて慰安婦問題を言い募っているのである。最近は中国まで相乗りしてきており、自主的に沈静化するのを待つなぞは絶対にできない。
一人の政治家個人の名誉を守ることが、残りの1億3千万人の国民、それも代替わりした後にもわたって、世界の恥と重荷を背負わされることはあってはならない。日本人は「罪を憎んで人を憎まず」ということが苦手であり、悪事を属人的なものにしてしまうので、批判の矛先を鈍らせてしまう。慰安婦問題は河野氏個人の問題ではなく、当時の政府を代表した発言として問題であったのであり、たまたま河野氏がその時の官房長官であっただけである。
であるからこそ、ご本人は批判の声から逃げ回って、態度をかたくなにしているのであろう。しかし、国民全員を、しかも韓国パク・クンヘ大統領が1000年経ても忘れないと言うのであるから、数十世代以上にわたり苦しめることとなることを重く自覚すべきである。個人の名誉を守りたいなら、せめて自筆の遺言にでも真実をしたためておいて欲しい。日本人であるなら、それくらいの思いやりの心はある筈である。
死後の世界が有るか無いかはわからないが、もし有るとすれば、氏は靖国の英霊のみならず全ての日本人の霊からこれ以上ないまでの責めを受けるであろう。もし、そこまで思いが及ぶならば、生きている今の内に真実を自らの口で語るべきである。それは発言の撤回ではなく、その後、韓国が針小棒大に事実を捻じ曲げていることを世界の白日に晒すだけなのだから、恐れることはなかろう。