ニュースの直感:タイのクーデター | フェディのブログ

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政治混乱が長引いているタイで国軍がクーデター宣言を行った。

クーデターと聞くと、軍隊が軍事力で政権を倒すことと思い、物騒な出来事と思い勝ちだが、タイの場合は過去にも幾度か国軍が一時的に政府の代行を務めている。 その背景には、右も左もなく全国民から厚い信頼を得ている国王が軍をコントロールできていた事があった。 今回も国軍は過去同様に、混乱を収めるには国王の権威の下で自分たちが動かなければならないと、行動に移ったのは間違いない。

しかし、過去と異なるのはプミポン国王が長く病気療養中であり、国民の前で自らの意思を国民に訴え混乱を収めることができそうもないことである。 万が一、この状況下で国王が逝去する事態になれば、後継者を正式に決めていないために左右勢力が皇太子と皇女を立てて争う可能性が高いのではないか。そうなれば、事態は一気に流動化する懸念がある。

国王が前面に出てこないことで、軍が行ったタクシン派と反タクシン派への妥協要請は失敗に終わったようであり、早期の事態収拾は難しそうだが、 『微笑みの国』という長年築いた名声を損うことの無いように穏便に事を収めて欲しいと強く願う。

さて、直感であるが、おそらく、この事態の成り行きを一番注視しているのは中国であろうと思う。 ASEANの中心国が混乱に陥れば、東南アジアでの対中国統一戦線が崩壊することで、領土問題等で個別撃破が可能になるからである。 この意味でもタイの混乱は我国の将来に大きな影響を与える。重ねて早期収拾を願わずにはいられない。