前回の記事でとりあえずゲームネタは終わりにして、今日は久しぶりにマリーンズネタを書こうかと思います。今回紹介したいのは、この選手です。


先代の背番号23、大塚明という選手です。地味ながらも光るプレイヤーで、チームには欠かすことのできない選手でした。
彼は93年のドラフトでマリーンズに入団しました。順位は3位です。
明は当初、プロでやっていけるかどうかわからなかったのでドラフトされても上位指名でなかったら断るつもりでいたようです。しかし3位という、とりようによっては上位とも下位ともとれる順位で指名され、結果入団しました(プロ入りの経緯はこんな感じだったと思います。違ってたらすいません)。
ちなみにこの年のドラフトはマリーンズにとっては大成功ともいえるドラフトでした。マリーンズはこの年7人を指名するのですが、うち5人がチームにとって欠かせない選手へと成長していきます。
そのうちの一人が今回紹介する明です。彼もまた、チームにとっては欠かすことのできない大事な選手の一人でした。
明を語るときに欠かせないのは何と言っても守備でしょう。
無論、打撃も走塁もセンスの溢れる選手でした。センスという面では私が見てきたマリーンズの選手の中では、(素人目ですが)屈指の選手だと思います。
打っては広角に安打を放ち、走っては隙のない走りで何度も得点を演出してきました。
それらも確かに素晴らしいのですが、やはり明は守備です。特に本拠地の千葉マリンでの守備は見事の一言につきました。
ご存知の人もいらっしゃるかもしれませんし、このBlogでも何回か書いたかもしれませんが、マリーンズの本拠地である千葉マリンは海岸沿いに建設されているので海風がよく吹き、風が強いことで有名です。
しかも厄介なことに、グラウンドで吹いている風の風向きと、上空で拭いている風の風向きが違ったりすることが多々あります。その風に翻弄され、プロでもボールを追いかけたものの結局追いきれずに落球。それが起点となって勝敗を分けた試合も一度や二度ではありません。
そんな球場を本拠地としているマリーンズの選手ですが、だからといって簡単に慣れることが出来たり見極められるような優しい球場ではないです。特に若い選手ほど経験が少ない分、他球団と同じ土俵で勝負しているようなものでした。
しかし明はこの風を読むのに非常に長けていました。打球の上がった角度、スピード、方向や風向きなどを瞬時に計算し、最短で落下店へと走って行き、何度もヒットになりそうな打球を寸前で処理してフライアウトにしていました。
故障の影響か残念ながら肩はあまり強くなかったのですが、それでも返球は正確で、犠牲フライになるかという飛球をそうさせなかったことは何度もあります。守備で金が取れる…までは言いすぎかもしれませんが、プロの外野守備でも上位に入るのは間違いない守備力でした。

そんな守備力の持ち主でしたから、他球場では尚安心して見ていられました。何故かと言うとパ・リーグはセ・リーグと比べて本拠地球場はドームが多いのです。
ドームが多いということは風や雨の影響を受けないということです。つまり、打球の落下地点の予測も屋外球場より格段に立てやすくなります。
普段マリンで鍛えられているマリーンズの選手にとっては、それだけでもずいぶんフライの捕球が簡単になるのではないでしょうか。ましてやそれが明ならば、何をか言わんやです。(°∀°)b
このように、守を筆頭に走も攻も高いレベルで明は纏まっていました。何もなければ順調に主力になっていたことでしょう。ですが、そうはいかないのが現実というものでしょうか…。
明はとにかく故障の多い選手でした。肩や膝など、どこかしらが故障していて、それに苦しんでいた印象があります。

特に膝は重症だったらしく、手術もしましたしケアにも細心の注意を払っていたようですが、ついに満足行くまでには回復しませんでした。

明の故障がプレーにそれほど響かないものであったなら、恐らく今でも主力を張っていたかもしれません。現実というのはそういうものだと言い切ってしまうのは簡単ですが、ベストなパフォーマンスがあまり見られずにユニフォームを脱ぐことになったのは残念です。
明は2010年に引退し、11年からマリーンズのコーチを勤めています。去年は二軍のコーチなのですが、今年からは一軍のコーチになりました。
まだ同期で現役の選手や、(ポジションは違いますが)年上の選手もいるなど、コーチとしては些かやりにくいかもしれませんが、コーチとしての明の手腕を楽しみにしています。
グラウンドの中だけではなく、競馬関連の行事の出席・野球選手としては先駆者の一人であるブログの開設・野球漫画の制作と、グラウンドの外でもファンを楽しませてくれた明は野球選手であると同時に一流のエンターテイナーでした。
実力と同時に、こうしたエンターテイメント性に富んだ明の後継者としての選手も出てきて欲しいものです。
その一助となってくれるような大塚コーチの益々の奮闘を期待して、今日はこの辺にしようかと思います。
では。m(_ _ )m
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