イラストを載せていました。
伝染病がどのように広がるかという話の図です。
日本語で書くと・・・
ワクチンを打つとある集団に対してどのように効果があるか、
なぜワクチンの接種率がある程度以上ないと効果がないか、
ということが視覚的にわかりやすくなっていますね。
予防接種をしている人が多ければ多いほど、
その集団は感染症に対して強くなるんです。
流行が起きないんですね。
今、日本で風疹の流行が問題になっています。
妊婦さんがかかると、胎内の子どもが先天性風疹症候群になり
見ることができない、聞こえないという状態になることがあります。
（国立感染症研究所のページはこちら。）
区市町村によっては助成が出て風疹ワクチンの接種が勧められて
いますが、妊娠を考えている夫婦のみだったりして全員にでは
ないようです。予算の関係ではないかと思いますが、
本当は地域人口全員を対象として接種率をあげるべきでですね。
それからその戸田先生はこんな図も載せていました。
ワクチンを推進する人たちと反対する人たちについての図ですが、
赤い部分を私が訳しました。
世界中のあらゆる政府、あらゆる国のあらゆる主要な健康局、
適切に査読された医学専門誌の総意、医者達、研究者達、科学者達
対
少数の偽科学的なペーパーバックと自費出版のいい加減な話
Every government, every major health agency of every country
around the world, the consensus of respectable, peer-reviewed
medical journals, medical doctors, researchers and scientis
vs
A handful of pseudoscientific paperbacks
and self-published bunk
どういう訳かワクチン・予防接種について懐疑的というか否定的、
ワクチンは体に良くないとか、医者や製薬会社が儲けようとしている
とか、陰謀説を唱える人がいますね。どうも世界中にいるようなんです。
しかし、ワクチンは効果があって推進しようというのはあらゆる国の
正式な機関であり、科学的な裏付けもあります。それに対して
ワクチン反対派は科学的ではなく、広めようとする手段もこぢんまり
した少数派であると言っている図です。
ワクチンで予防できる病気はかかってしまうよりも、
予防した方がずっと個人的にも集団的にも負担が少ないので、
予防接種を受けましょう。
上の図はJulian SunanさんのFacebookから、
下の図はRefutations to Anti-Vaccine Memesという
Facebookページからのものです。
この春休みの間にワクチンを受けに医療機関に行きましょう！