子供のスケジュール感覚(2002年5月26日 家庭教師田口の視点3ページ目) | febmarのブログ

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前回の、「1、あなたは、突然、子供が、クラブの用事で、その日の、あるいは、次の日の家庭教師を休むといってきたら、なんといいますか」について、私のコメントを記します。
 私は、何度か、突然、教えにおじゃまする直前に(ひどいときは、2,3時間前)「今日休みたいんですけど」というような連絡をいただいたことがあります。病気で、というのでしたらわかりますが(これはこれで、私は別の指導を彼ら教え子にしなくてはなりませんが、、、)、むしろそうでない場合のほうが多いです。クラブとか、家庭の用事とか、が理由の大半になります。なかでも強烈なのは、おじゃましたときに突然「今日早めに終わらせてください」といわれたときです。ご両親がはっきり理由をおっしゃらないので、あとで子供に聞いたら、外食にいくから、だとか。私にはそういう感覚がよくわからない(あとでお分かりいただけるように、決してそのお宅を蔑視しているわけではありません。私は基本的にそういう発想からお書きすることはありません)のですが、そういう話は、そんなに突然切り出すものなのでしょうか。私の常識にはないことで、逆にそのご家庭では、当たり前のことなのでしょうが、そういうお宅の子供は、まず、宿題その他に関してだらしないことがほとんどといえるので、私は、あくまで教育上の観点から、あまり(本音では、ものすごく)よくない、と言うお話をして、そういうあり方を考え直してもらうよう促させていただいています。私の仕事は、本人の学習能力を高めることにあります。私の常識とそのご家庭の常識とが違う、ということは私の関心事ではありません。いろんなご家庭があっていいと思いますし、むしろそれが自然だと思います。しかし、それが本人の成績上昇の阻害要因になるようでしたら、やはり、立場上、注意を促さなくてはなりません。成績が下がってもいいから、我が家の好きにさせて、といわれたら(そういわれたことはありませんが)、私は何もいうことはないと考えています。
 私は、上の選択肢の、「イ、子供をしかりつけて、クラブを休ませる」が、教育、あるいは、しつけを考えたとき、最もよい対応の仕方だと思います。まあ、ほとんどのご家庭がそうするので、皆さんの多くもそれを選択されたかと思いますが、子供の申し出た、突然のスケジュール変更には、可能な限り厳しい態度で臨むべきだと思います。「ウ、今回は仕方ないけど、次回からは許されないと注意して、家庭教師に連絡する」も問題ないと思いますが、次回同じようなことをいってきたら、必ず、厳しい対応をする必要があると思います。きちんと勉強する子達は、決してこんなことを言い出しません。スケジュール感覚が希薄だから、このようなことを言い出すのです。同じような、あるいは、まったく同じクラブなどに入っていても、子供により正反対の行動をしたりします。間際にいってくる子もいれば、スケジュールがわかり次第、あるいは、スケジュールが確定する前から、もしかしたらという形で伝えてくる子もいます。そのあたりがきちんとしない子も、私が、「遅くても、1週間前にスケジュールの変更はすること。その前だったら受け付けない」みたいなことを言って、なぜ、私がそういうことを言うのか、上のような話をして理解してもらうと、子供のほうがきちんとしてくれる場合が多いです。親のほうがむしろこの点頑固だったりします。子供のほうは、大体において私を多かれ少なかれ、尊敬してくれるところがあり、そのせいもあるかもしれません。でも、そうして、子供のスケジュール感覚が、変わってくると、勉強姿勢や成績そのものも、タイムラグはありますが、一皮向けたように、ぐっとよくなったりします
 スケジュール感覚というのは、このように、人によっても違いますが、国によっても大きく違うようです。発展途上国で、経済発展に課題を抱えている国がありますが、スケジュールにルーズな(よく言えば、のんびりした)国民性が災いしている、といえるかもしれません。いろいろなところで、同様な論理を展開できるかもしれません。日本がこれほどまでに発展してこれたのも、ひとつは、スケジュールや約束をきちんと守る、という国民性のせいではないでしょうか。
 私が、今でも、敬意を表している、ある女の子の話をいたしましょう。ある日、そのお宅におじゃましたら、お母さんが、「うちの娘、さっき見たら、カゼで寝込んでいたのに、大丈夫かしら」と、玄関先でおっしゃいました。彼女の部屋は2階にあるのですが、上がっていったら、本当に寝込んでいた子なのか、とこちらが思うほど、いつもと変わらずに、ごく普通に机に向かって、勉強していました。私が、「大丈夫?」と聞いたら、「うん」といっていつものように、わからないところを質問してきました。こんなエピソードのとても多い子です。この子は、周りから天才、といわれるほど、勘のいい、賢い、しかも性格のいい子でした。でも、根性もありますでしょ。単に「彼女は天才」といって、私もこの仕事をしていなかったら、納得してしまいそうなんですけど、つぶさに観察したら、決してそんなことはなさそうです。風邪なんかで休むのは、彼女にとって考えられないことなのです。決して、体の強い子ではなかったですよ。私のスケジュールを(おそらくは、友達の多い子なので誰とのスケジュールも)とても大事にする子でした。一方で、ちょっとしんどいと「風邪を引いたから、今日休ませてください」といってくる子もいました。どちらが勉強できたか、それだけで、ご想像つきますでしょ。もちろん、これは極端な例ですが、、、。カゼをちょっとひいては休む子に対して、私がどう対応したかは、あとでお話しする機会を設けましょう。