この話は→就職浪人の息子の生きる道①の続きです。
今年、やっとの事で専門学校を卒業した息子（２１歳）
このコロナ渦で就職浪人中
専門学生の時にバイトしていた
スーパーマーケットに就職希望。
しかしながら採用試験に落ちてしまいました。
就職活動連敗中、
自分を落としたスーパーマーケットから、
まさかのSOSが来たんです。
「就職活動を優先させていいから、
レジチェッカーのバイトに戻って来て欲しい。」
コロナ禍で殺人的忙しさ、プラス、
従業員さんが辞めちゃったんですって！！
落とされた企業からのSOSでしたが、
二つ返事でバイト復活です。
レジの仕事が好きなんだそうです。
レジでバーコードを読み込ませるのは、
ゲームに似ているんだそうです。
両手で商品を持って
「ピッ！」
「ピッ！」
って連続で決まった時は、
心の中でガッツポーズらしいです。
商品をカゴに移すのがテトリスみたいで、
これまた楽しいのだとか……。
不謹慎よね？
何言ってんだ！って思う。
それでも、
結構早くスキャンは出来てるみたいです。
それを聞いて、私思い出したんです！
そうか！WISK検査(発達障害かを判断するテスト)
で一つだけ突出してた値……
処理速度(PS):
情報をすばやく解読して、
処理する能力。
これが、、、うちの子の数値が凄かったんだった。
って、忘れてました。
これか～！この値が高いとこう来るか～(笑)
不意打ちを喰らった気分でした。
発達障害の人達の中には、
時に「天才」と呼ばれるレベルの
才能を開花させる人たちがいます。
でも、そんなのは稀で、
この「処理能力」ってのが高くったって、
な～んにも起きないやん。
ゲーム得意なだけやん
うちの子特殊能力ないやん？
って思ってたんです。
そうか～。
レジ業務が
ピッタリなのかも知れないね。
「処理能力」
バイトしはじめてから、
就活、全くしなくなっちゃったんですけどね。
でももう、
これでいいか…って思えて来たんです。
甘いですかね？
甘いですよね？
だって息子自閉症よ？
お客さんとのコミュニケーションどうするのよ？
お店の人間関係とかできるんかいな？
実際、お客さんに怒られた。
とか、
あの客、、、ムカつく！
などと言いながら帰ってくる事もある。
心配は尽きないけど、、、
なんだかんだで職場の人には
可愛がられてる。
たまにお客様にもお褒めの言葉を貰うみたい。
そんな時は嬉しそうに帰ってくる。
今、彼は会社の為とか、職場の仲間の為とか、
感染は怖いけどスーパーはライフラインだから…
とか、
一丁前な事を言いながら「バイト」に行く。
……「バイト」にね。。。
健康保険とか年金とか、どうするんよ？
一生バイトって訳には行かないよ？
そんな不安がまた頭の中によぎるけど、
このコロナ渦、
働きに行く場所があるだけでもありがたい。
ここで、何年か踏ん張ってたら、
何かチャンスがあるかもしれない。
なんて相変わらずぬるい事考えてる。
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