今回の入院治療で合計68日間
6歳と3歳の2人の子どもたちと
私は離れて過ごした。
その間、ほとんど夫が1人でこどもたちの面倒をみてくれた。
これが、どれ程大変なことだったか
想像に難くない。
入院中はLINE電話で顔を見ながら話すことができていたが、
入院生活も中盤になると、ワンオペに疲れた夫は、
子供達にも当たりがちになっているようだった。
イライラして子供にあたってしまうことがよくないと
彼自身も思い悩んでいるようでもあった。
私は申し訳ない気持ちでいっぱいになったが
彼らに対して今は何もできない。
労いの言葉をかけるしかなかった。
スマホ画面に映るこどもたちは普段どおり元気そうに見え
時にはママとの電話さえ面倒くさがるくらい。
母親がいなくて寂しそうにしている様子など
画面からは全くわからなかった。
しかし、夫の疲労がわかるにつれ
子供たちのことが心配で仕方なくなってしまった。
「精神的な負担が子どもたちにも何らかの影響を与えてしまうのではないか」
看護師さんに相談すると、
入院中の病院には、チャイルド・ライフ・スペシャリストの資格を持っている方がいて相談することができますよ、とのこと。
チャイルド・ライフ・スペシャリスト:医療環境にある子どもや家族に、心理社会的支援を提供する専門職
このような職業があるということを、恥ずかしながら
今回初めて知った。
きっと自分と同じような患者さんと多く接していらっしゃるに違いない。
こどもたちに目に見えて大きな問題が
発生していたわけでもないのだが、
こどもたちに対してどんな風に接すればいいか、
こどもたちの様子でどんなことに気を配ればいいか。
そんなことを相談してみたかった。
面談は看護師さんに相談して数日後に叶うことになった。
チャイルドライフスペシャリストの方は
とても気さくで、
初対面でもリラックスして話をさせてもらえる
オーラを放っている素敵な方だった。
次回、伺ったことのまとめを記そうと思う。