自分のフェーズが変わる時 | はぴいち~Happy each other~のブログ

はぴいち~Happy each other~のブログ

お立ち寄りいただいたみなさん
どうもありがとうございます。

このブログは私の気づきや体験、
また日常を綴っていきたいと思っています。

そして書きながら 常に自分も
自身を見つめ直し、しっかりと自分の道を歩んで行こうと思います。

2023.7.22.


自分の見えている景色の輪郭が急にハッキリくっきり鮮明に見える時、自分のフェーズが変わる。
これは私の感覚の話ね。
今日は外に出た瞬間「あ!何か変わった!」と思った。
そのすぐ後にスマホの通知が鳴って関東の梅雨明けを知った。
この流れで自分のフェーズも変わるんだな…と漠然と思っていた。


そうは言っても自分の中で何かが急に変わった感じはなくて、なんだか感覚が立つ、ソワソワする、地に足が着いていない感じがして、「フワフワしてるとやらかすぞー!落ちつけ~落ちつけ~!」と自分に言い聞かせていた。
午後になってようやく落ちついてきたけど、家を出た時に感じたような変化の兆しは 兆しのままだった。


帰宅後もなんだか心がスッキリしないままブログを書き始めた。

⬇⬇⬇


退院後の父は散歩に行くこともなく、
ご飯を食べる以外の殆どの時間をソファーに横になって眠って過ごしている。
調子が戻らないようで、デイサービスにも行かないと言っている。
相変わらず駄々っ子の日々。


地域包括支援センターやデイサービス施設に連絡を入れ、父の現在の様子を話し、家族としてやりにくさを感じていることを伝え、来週面談となった。


昨日、介護職に就いている叔母が様子を見に来てくれたので、今の父について色々聞いてみた。(というより溜まった愚痴を聞いてもらった)


叔母からは父の言葉を否定せずに聞いてあげるように言われた。
その言葉に何だかモヤモヤした私は
「それって駄々をこねる父のいうことを全部きくってこと?わがままがエスカレートしたりしないの?」と言うと


「緑内障で目が見えにくい上に 耳も遠くて聴こえにくいのに、今度は肺炎で体調まで悪いんだから、本人が一番辛いって分かるでしょう?それなのに家族にあれしろ!これはダメだ!って否定されたら可哀想じゃない。」


それはそう。


「あなたは介護が始まってまだ数年。両親が元気な内は自由に好きなことしてきたんだし、親の恩恵を受けてきたんでしょう?両親が資金面で生活に困ることはないのは救いよ?親のお金の面倒まで見てるのにその親に文句言われる人だっているんだから。」


それはそう。


「老いて最期に向かっていく様子を今見せてもらってるのよ。親がいる間しか面倒を見ることはできないんだから。」


それはそう。


正論過ぎて
返す言葉もない!


責められてるわけじゃないって分かってるのに、なんだか泣きたいような、不貞腐れたいような気持ちで聞いていた。


もちろん私もそれを理解できていないわけではないんだ。よーく分かってる。分かってるんだけど…ってやつ。
父がよく私に言うやつじゃん(笑)


今欲しかったのは労いの言葉だったんだ。私のしんどさに寄り添ってほしかっただけなんだ。


そうか、
父もこんな気持ちなんだ。


書いてて今気づいた!!!


デイサービスに行かないと体力が落ちて動けなくなるよ?
昼間寝たら夜眠れなくなるよ?
わがままばっかり言わないで、もっとお母さんに優しくして。
できることは自分でやって!


私も正論しか言ってなかったな。
父もそんなことは分かってるんだ。
ただ自分のしんどさに寄り添って欲しいだけなのに、誰も寄り添ってくれないから 泣きたくて不貞腐れたくて やり場のない気持ちを家族にぶつけてるだけなのかもしれない。


なんだ…みんな同じじゃん!


叔母が帰り際、父に
「お義兄さん、辛くて大変なのはよく分かるよ。でもお義兄さんには家族みんなで笑顔でいて欲しいの。奥さんは脳梗塞で身体が自由に動かないし、娘は更年期で色々大変な時期なのよ。それでもみんな頑張ってる。それも分かってあげてね!」


その言葉でスーッと私の中の圧が抜けた気がした。あなたも大変な中で必死に頑張ってるんだよね!って誰かに言ってもらえるだけで良かったんだ。


「そうだなぁ。オレも2人には感謝してるんだよ。」


「えーー!笑」と母と私は笑ったけど、
この父の言葉は本当の気持ちだと思っている。


良くやってるね!
頑張ってるね!偉いね!って
自分で自分を一生懸命ねぎらっても、やっぱり誰かの口から聞けるとホッとする。


今の父に必要な言葉も
きっとこういう言葉なんだよね。
私はみんなからいっぱいそう言われてたのに、一番大事なことに気づくの遅くてごめんね。





こうして、叔母は私たち家族全員のガス抜きをしてくれた。


「SOSは早めに出しなよ」
皆の話を傍で黙って聞いていた叔父が最後にひとこと私に言ってくれて、2人は帰って行った。




ありがとう。
こんな風にいつも必要な時には周りからたくさんの助けの手が入る。


私は恵まれてるな。
愛されてて嬉しいな。


今日はそれに気づけた日。
私の中でフェーズが変わった日。



きっと今日家を出る時に感じた変化の兆しは、ここに着地することだったのかもしれない。


ここをきっかけに父との接し方も変えられるかもしれない。
そしたらまた何か変わるのかもしれない。



そしてまた新たな課題と学びが…


ってことは
今は考えないでおく(笑)







はぴいち