駄々っ子(父)という困ったちゃん | はぴいち~Happy each other~のブログ

はぴいち~Happy each other~のブログ

お立ち寄りいただいたみなさん
どうもありがとうございます。

このブログは私の気づきや体験、
また日常を綴っていきたいと思っています。

そして書きながら 常に自分も
自身を見つめ直し、しっかりと自分の道を歩んで行こうと思います。

2023.7.17.


肺炎で入院していた父は

炎症反応の値が一桁台になったとのことで3日前に退院した。



退院当日9:30に病院に迎えに行くと

朝の4時から着替えて待っていたそう。

父の歩行はまだ危なげなので

退院時は病院の車椅子を借りた。



帰宅したその日は久しぶりの自宅で落ち着いていた父も、翌日の夕方から突然、小さな子どものようにあらゆる場面で駄々をこねるようになった。



父がソファーに横になって目薬をさしている時…

「おい!ちょっと!!目薬のフタが見つからねーよ!!おい!!おーい!!!」

と大声で呼ばれ、母が行くと父のお腹の上に目薬のキャップがあるのを見つける。


「お腹の上にあるじゃん!」と言うと、父は探す素振りもなく「取ってくれよ!!」と言った。



「目の前にあるんだから自分で取りなさいよ!病院では自分で管理できてたでしょ?自分でできることはやって!」と私が言うと



「できねーっつってんだよ!!」と怒る。



「だからぁ!腹の上にあんじゃねーかっつってんの!」



暑い一日だった。仕事後に実家で頼まれた買い物のために店をハシゴして、実家で更に力仕事で汗水垂らしクタクタ。

その日の私には心の余裕など一切なかった。



母がキャップを取り 父に渡すのを見て、私は「甘ったれてんじゃねーよ!」といつものように悪態をついた。



失くさないようにお腹の上に置いたことを本人が忘れて騒いだだけとその時は思っていた。



その後、お盆(実家の地域は7月がお盆)の送り火をする準備を母と私でしていると

「イタイ!イタイ!イタイ!イターーーイ!」と叫び声に近い父の声がする。



ビックリして駆けつけると、身体を起こそうとして肩や腰が痛いと訴える父。

そんなに痛いのかと心配して

「どうしたの?どこかぶつけたり転んだりしたの?」と聞くと

「転んでねーよ!イタイ!イタイ!イタイ!イターーーーイ!」



肩や腰を痛がる父はいつものことだけど、こんな痛がりかたをしたのを始めてだった。



やっぱり退院は早かったのかな?

また病院に連れて行かないといけないかな?と父の体を起こしながらどうしようか…と考えていた。



起き上がった父はスンとしていた。



ん?さっきの痛みはどこ行った?

もしかしたらずっと横になっていて身体が固まって動かす時に痛かったのかな?

そうだとしたらあんな痛がりかたする?



少し様子を見ていて大丈夫そうなので、お盆の送り火の準備を再開。

すると父が仏間に来て、「オレもう横になりてぇ〜んだけど!」と言う。



「一緒に送り火しないの?」と聞くと

「オレは調子悪いからやらない!」と言うので、

「じゃ、横になったらいいよ。送り火が済んだらこの部屋を片付けて広くするから 反対側からベッドに上がってくれる?」



母と私で外に出て送り火をし、玄関に入ると父が立っていた。

「オレもやる」

「もう終わっちゃったよ?」

「なんだよ!」

「やらないって言ったの自分でしょ?」

「じゃ、いーよ!!」



この辺りから違和感を覚える。



「痛くて眠れねぇ~から病院から睡眠薬が出てるわけだ!それ出してくれよ!!」

「睡眠薬はいつも通りよ?退院の時の説明では、内科で処方されたこれまでと同じお薬を飲んで、追加で抗生剤のお薬が出ただけよ?」

「うそつけ!そんなはずねぇ!!」

「嘘じゃないよ、私はそう看護師さんから説明を受けたよ?」

「だからあそこの看護師はバカなんだ!」

「なんてこと言うの?わがままなお父さんをみんな優しく面倒見てくれてたじゃん!」



母が私に首を振ってみせて、私がこれ以上父に何か言うのを静止する。

「甘えてるだけだから、今は色々言わなくていいよ。」



お母さんがそういうならいいわよ!と私もそれ以上は父に何も言わなかった。



その翌日は親戚が父の顔を見に来てくれたようで、その時の父は普通だったと夕方の電話で母から聞いた。電話口で父の大きなイビキが聞こえていた。

「こんな時間に寝たらまた夜眠れないって騒ぎそうね?」と言うと

「人が来て疲れたんでしょう」と母は言った。



そして今日、仕事後に母に電話すると

父のトイレやお風呂の見守りのために母が付き添うと「邪魔だからどけ!」と言われ、夕方少し外を散歩しようと誘うも「行きたくない!」と言い、今後のデイサービスも行かない!と父が言っていたそうで、今日の父はとても機嫌が悪そうだった。



母が「お姉ちゃんだよ?電話代わる?」と父に聞くと

「かわらねーよ!」と声が聞こえた。

そのまま母と話していると傍で父が私に聞こえるように何か言っている。

「喋りたいなら代わればいいじゃん、はい!」と母が父に受話器を渡す。



「もしもし?おまえ明日来る?」

「明日は1日お休みくれない?」

「いいよ」

「今日も暑かったね!お風呂入ってサッパリした?」

○▼△の☆※◎★だよ」

「ん?もう1回言って」

「あ▼すの☆※◎いだよ」

4回聞いてようやく分かった。

「カラスの行水!!」

「そう!」

「ゆっくり入っていられないの?」

「疲れて入ってらんねーよ」

「まだ本調子じゃないから仕方ないね」

「これじゃ(この体調では)ダメだって思ってたけど、帰りてぇ~から無理したんだよ」

「え?退院するのはまだ早かったってこと?」

「そう。」

「調子悪いなら次の通院日の前に病院…に…」

私が言い終える前に

「いやだー!!病院は行かない!いやだー!!いやだー!!いやだー!!いやだー!!いやだー!!いやだー!!いやだー!!いやだーーー!!!!!」



狂ったように叫ぶ父。



私は黙ったまま父の「いやだー」の連呼を聞いていた。

同じ言葉を言い続ける父に何とも言えない恐怖心を覚える自分と、こういう高齢者見たことあるな…と思う自分がいた。



慌てて母が電話に出る。父黙る。



「なんか…すごいね…」と私が言うと

「夕方になると駄々っ子になるんだよ」と母が言った。



子どもが母親に駄々をこねる、あれと同じだと感じた。

母と2人の時の父は「邪魔だ どけ!」「うるせぇ!」と声を荒らげるか、聞こえないフリをして自分のやりたいようにやることが多い。



父がこうなる原因は私か??

それとも認知症なのか??



父は物忘れは多少あっても

私が週末仕事があることは今でもちゃんと覚えているし、日付も分かっているので自分が次にいつどの病院に行くかも把握している。

元々怒りっぽいところはあっても せん妄の時以外は言っていることがチグハグなことはあまりない。

ただ自分の思う通りにならないと

堪えがきかない。



ひとつ改善すると新たな問題を抱える。

これの繰り返しが介護というものなのか…



近日中に地域包括支援センターの職員さんが父の様子を見に来てくれることになっているので、その時に相談してみようと思う。



自分の親だから、私は娘だから…と

ひとりで抱えてもいい解決はできない。

きっと人によって色んなケースがあるんだろうと思う。でも私は自分の親のことしか知らない。

経験豊富な人に話を聞くのが今の両親に必要な環境を整える近道な気がする。



両親は私を頼るしかない。

何かあった時に真っ先に連絡できるところは私の所しかいないのだ。

でも私は両親の要望の全てに応えることはできない。



それはダメなことじゃないよ。



そう自分に言ってあげる。



頑張ってるよ、よくやってるよ、

大丈夫だよ、



…自分に言ってて泣ける(笑)





ややこしいことは一旦置いておいて、

ぐっすり寝ましょう…zzZ




今日もお疲れ様!わたし!!

みんなもお疲れ様でした!!






はぴいち