令和元年初のGW
愛知県は北設楽郡東栄町で、私の永平寺修行時代の仲間の晋山式(しんざんしき)【新住職就任の法要儀式】を記念して、報恩授戒会(ほうおんじゅかいえ)【生前に安名を授与していただく儀式。安名は本人が亡くなったら戒名となる】と、長男恵寛くんの得度式(とくどしき)が行われました。
トータル5日間の修行日程で、前後泊を合わせると一週間の滞在でした。
仏教では、悟りを求めて仏道の修行に入ることを『得度(とくど)』といい、その儀式を『得度式(とくどしき)』といいます。
『度』とは『渡る』ということを意味しています。つまり得度とは『渡るを得る』ということになり、仏の教えに出会って彼岸(悟りの世界)に渡る機会を得られたという意味になります。
得度式では出家して僧侶となる決意を問われ、修行とはどういうことかを教わり、社会や父母に別れの挨拶をし、出家の覚悟(決意)をいたします。
次に髪の毛を剃る「剃髪(ていはつ)」の儀式が行われ、仏弟子としての名前(法名)と袈裟を授かります。そして、戒律を授かることで修行者としての生活のあり方を教わります。
こうして、いよいよ仏道修行の第1歩が始まります。
お師匠さまから説かれる教え(戒律)に対して、恵寛くんは大きな声でしっかりと「ハイっ」と何度も答えていました。
戒律の事を菩薩戒とも言いますが、この後に行われた報恩授戒会では、檀家信徒の皆様にも誓いを確認する法要が3日間毎日朝5時から夕方6時まで執り行われました。
早朝の『暁天坐禅(きょうてんざぜん)』
暁天坐禅とは明け方の坐禅の事で、起床後最初の坐禅です。
早朝の凛とした空気の中座る坐禅は心地良い。
お祝いの稚児行列。
お寺の世話人さん、多数のお稚児さん、父兄、新住職に随伴する僧衆、合わせて300人近くの盛大な行列が山門を目指して練り歩きます。
新住職が山門頭へ到着しました。
たくさんのお稚児さんが参道にならび、本堂の中には多数の檀信徒が待つ中、いよいよ晋山式が挙行されます。
新住職の視線はこんな感じ。
私の配役は新住職に随伴する『五侍者(ごじしゃ)』です。
五侍者とは禅宗寺院で住持に従う焼香侍者・書状侍者・請客侍者・湯薬侍者・衣鉢侍者の五人の僧を指します。
それぞれが焼香、手紙などの諸文書、接客、薬などの飲食、金品の管理を分担して行います。
いよいよ新住職としての所見を述べ、本堂内へ入ります。





