この時期になると、マコモ池のオタマも殆ど手足が生えて何処かに散っていってます。
ツチガエルはオタマで越冬するので未だ居ると思うけど・・・
そう言えば、夜になってまだ今でも鳴いてるのはツチガエルくらいですね。
グー・グー って低い声で鳴いてます。未だ産卵も続いているのかも知れません。
それ以外はもうほぼ終わりました。
ほんの少し「モリアオガエル」の黒いオタマがチョロチョロしています。
なので多分、↓このメチャクチャ頑張ってるオタマも「モリアオガエル」じゃないかと思います。
ハウス内のメロンの葉っぱにしがみついています。
まだ尻尾が残ってるのに、乾燥するハウスの中で葉っぱの上でゴミみたいにくっついています。
この段階で、もう充分に乾燥に耐えれる体ができてるんでしょうね。
このまま一日中、じっとしています。多分、夜間に動くんでしょう。
↓こっちは田んぼの畦に植えた「空芯菜」の葉っぱにくっついています。
やっぱり未だ尻尾付きの半人前ですが、気配を消してじっとしがみ付いています。
「モリアオガエル」は他の種類より遅く産卵し、木の枝とかに泡の塊を作ってその中で卵が孵化します。
池の中だと先に生まれた「ヤマアカガエル」や「トノサマガエル」のオタマに卵を食べられますからね。
そして一番遅く他種のオタマと入れ替わるように成長するので、カエルになる時期が遅くなってしまいます。
あまり遅くなると成長しない内に冬になって越冬が難しくなるので、尻尾も消えないうちから大急ぎで上陸してくるんですね。
「モリアオガエル」より更に遅い「ツチガエル」は、裏をかいてもう年内にカエルになる事は諦めて、オタマで越冬する能力を身に着けています。
各種、それぞれ独特の戦略で他種との競合を避け、生き残り戦略を組み立てています。