ちょっと所用で久しぶりに街に降りてみました。
ウチは標高300m弱ですから海岸線の街まで降りる間はずーっと山道です。
民家もないし車も殆ど通りません。
落ち葉の積もったつづら折りの山道を車で下っていくと、脇の空き地にへんなモノが・・・
私、幼少の頃より植物栽培し山野を巡っては珍しい変異個体を収集したり植生を観察したりして来ましたので、ちょっとでも変わったヤツが居るとスグ気付きます。
バナナ?
なんでこんな山の中にバナナが生えているのでしょう?
しかも結構大きくなっています。
12月に入ろうかと言うのに葉は青々しています。
コレも地球温暖化のせいなのか・・・・
街に降りて歩いていると土手にスイセンが咲いていました。
後ろのピンクの花はオキザリスです。
ほら、結構いい花です。
海岸線まで降りるととても暖かいです。
温暖化で花の季節も狂ってきたのか・・・・
更に行くと、ゲッ、サクラが咲いてるじゃないですか!!
春の開花ほど咲き揃ってはいませんが6分咲きくらいは行っています。
もう12月ですよ、どうなっているのでしょう。
ちょっと数km車を走らせただけで、オカシナ自然現象が次々と目に入ります。
こりゃやっぱり大人達はグレタさんの言う事を聞かないとダメだぞ、とブツブツ言いながら気候変動の脅威を実感して・・・・
とか言って、よく考えたら「バナナ」はあの食べるバナナじゃなくて、元々寒いトコにも生える「芭蕉」(コレもバナナの一種)で、スイセンは昔から日溜まりでは秋にチョイチョイ咲くし、サクラは「十月桜」など秋にも咲く品種は数種類あります。
花首がとても短かったので野生種やソメイヨシノではなく多分それらの中の1つでしょう。
つまり、何の事はない、昔からフツーに起こっている現象ばかりでした。アホカ!
なんかトレンドになってる話題を耳にすると何から何までソレに見えてきます。
あ、勿論、温暖化は確実に進行しているし、だからこそコレらの植物達も良く目に付く様になってきているんだろうと思います。
生物の分布域など動向を気にかけていれば、気候の変化もよく判ります。
敏感に変化を把握する事が重要です。同時に、周囲に惑わされて行き過ぎない事がもっと重要です。
ついでに海岸線まで行ってみました。
向こう岸は世界遺産の「安芸の宮島」です。
ココは宮島と本土が一番近い海峡部分で、島まで500mくらいしかありません。
橋かけて欲しいよね、ココまで近いと。
この↑画像では島の左端、止まってる船の向こう辺りが有名な大鳥居のある「厳島神社」の所です。
グーグルマップに 34.283230, 132.279244 と入力して検索するとココへ行きます。
でストリートビューで降りると全体の景色が見れますヨ!!