田植えしてたので、チョット間が空きました。
一本立ちの「ナラ」を伐って、二本のメチャ高い「ニセアカシア」を伐って、最後がコレ。
「カシ」の大木です。まさにラスボスです。

自宅ログハウスのウッドテラスから東側を見ると、一段下の畑の向こうの隣の別荘の向こうにデッカイ木が見えます。画像左側が長さ80m、幅10~15mくらいの細長い圃場です。
その圃場の南東の角に生えています。
ひと塊に見えますが、木は二株あります。
コレ↓は足場を組んで登れる様にしているところです。

道路側から見ると↓、一段高い石垣の上に生えています。
手前のマツが被っててよく見えませんね。
コレが南東側から見てる絵で、この木の向こうが圃場なので、ドンドン大きくなると午前中全く日が当たらなくなってしまいます。
これだけボリュームがあると、梢が毎年1mくらい伸びるので、カサは何倍にもなる感じで、あれよあれよという間に畑が影になってしまいました。

この木は、前の「ナラ」や「ニセアカシア」みたいな単幹ではないので、足場は組み易いです。
先ず、丸太と単管パイプを使って「登り口」を作りました。

隣の小さい方の株は低い上に幹の本数が多いので、より足場は組み易いです。

↓この単管が6mです。
登ってもテッペンでは危なくて作業できませんから、コレだと4mくらいの所で伐らなければなりません。
 

ところがそんなに下の方では伐れないんです。
低い所で伐ると、上が長すぎて隣の別荘や道路や電線に倒れ込む恐れがあるからです。
ほらっ、↓足場から上がこんなにあります。こんなトコで切ったら大惨事です。

↓登って下を見ると、キョーフです。
この高さだと命綱とらないとヤバいんですけど、木の枝の間って以外とスペースが無くて、その上、丸太や単管で足場を組んでると、体を動かすのが難しいくらい窮屈です。
なれない命綱で体の動きを制限すると却って危ない感じもありましたので、命綱はヤメて単管と丸太で周囲を囲ってカゴ状にして、必ずその中で作業をする様にしました。
内側なら万が一落ちても下の枠で引っかかりますから。

実際の剪定(伐採?)作業は次回以降で書きますが、伐った枝の処理はこんな感じです。
先ず、切った所には石灰硫黄合剤の原液を塗って木材腐朽菌の侵入を阻止します。

硫黄合剤が乾いたらコーキング材を塗って水が入らない様にシールします。
これは去年切ったモノです。
切り口の周囲の樹皮が盛り上がって徐々に切り口を包んで行きます。

周囲に新芽が吹くと肉盛りが早くなります。
小さな切り口ならこの様に↓一年でだいたいふさがります。

今回は直径15cm以上の太い幹も切るので、しっかりと対策したいと思います。
続く・・・