樹木の伐採のお話の途中ですが、もう一件割り込みが入りました。
ブラックベリーの初収穫です。いきなり大量に穫れました。

庭と圃場の境目に貰い物のアーチを設置したんですが、殺風景なのでホームセンターで買ってきた「棘なしブラックベリー」の苗を一昨年一株だけ植えました。
最初の年は枯れるんじゃないかってくらい生育が悪かったのですが(堆肥も何にも入れずに土も耕さずにただポットから抜いて小さな穴にスポッと植えただけですから当然です。)
去年からやっと勢い付き始めて、3mくらいのアーチのてっぺんまでやっと届きました。

届きました、ってコレ自力では上がっていきません。
「棘なし」ですから、引っ掛かりが無くてツルが登る事が出来ないんです。
一応あの棘は、外敵から身を守るだけではなく、色んなモノに引っかかって登っていく為に役立っているんですね。
金網フェンスみたいに芽がくぐり抜けて絡むのに都合のよい大きさの隙間が沢山あれば、棘なしでも絡みながら登ると思うんですけどね。
このアーチは枠だけで「足場」がなくて登れない様なので、ツルが伸びるたびに「稲藁」で括って誘引しました。
こう言うのは「稲藁」がイイです。ビニール紐なんか使うとずーと残りますからね。
「稲藁」だと滑りがないので良く止まるし、ツルが絡み合って定着する頃には勝手に朽ちてなくなってくれますからね。

 

去年も少しは咲いたのですが、実は全くなりませんでした。
今年は一面に咲きました。

花びらは薄くてよれててティッシュちぎったみたいです。
そよ風でひらひら揺れる様な花びらです。真っ白で赤みは全くありません。
たぶん一日花でしょう、すぐに散りますが次々咲きます。

んで、今年は沢山実が付きました。

なんか結果率が非常に良くて、咲いた花が全部実になってる感じです。
でも、果実の成長はあまり早くはなくて、ここまでに開花から一月くらい経っています。
実が膨らんでくると、急速に色が出始めます。
最初は普通の野イチゴみたいに赤くなります。

そして完熟すると黒くなります。
この赤から黒に変わる時に、実が熟して膨らむのか一回り大きくなります。

花の咲いた順に熟して行くので、一斉には色付きません。
熟したものから収穫しようとするとメンドクサイな、と思ったのですが、コレが意外とイイんです。
 

メンドクサイのでコレ↓くらいの黒いのと赤いのを混ぜて収穫しました。

 

この↓中で一番薄い色のヤツはまだ早く硬いですけど、一応綺麗に赤くなってるヤツはそろそろイケます。

ほどほどに黒と赤が混ざったヤツにコンデンスミルクを掛けて食べてみました。

黒いヤツは柔らかくて甘いのですが、甘さは大したことありません。
梅雨時なので雨くらって水っぽくなる感じです。雨除け栽培すればイイかも。
赤いヤツはやや硬く歯ごたえがあり、酸っぱいです。
両方がテキトーに混ざってるヤツにコンデンスミルクで甘みを足すと、ちょうど良く甘酸っぱくなって食感も良くて美味しいです。
ちょっとタネがツブツブしてるので邪魔になる感じですけど、ま、食べるには問題ありません。

見た目がオシャレですしね、殆ど何の世話もしなくても沢山なったので、お得感満点です。
残りはジャムにしてみようと思います。
栽培簡単でたくさん穫れる、桃やリンゴなどの本格的な果樹はチョットぉ、って初心者の方やお忙しい方にオススメです。