子供の頃、よくオカンに「開けたら閉めるッ!!」とか言われたよね。
ドアとか入れ物の蓋とか、よく閉め忘れて開けっ放しにするんだよね。
でも、ハウスの中の土だけは、埋め忘れるってワケには行かないね。

麦わらを詰め込んだトコには、建築用の「養生シート」をかけて土で埋め戻します。
この「養生シート」は1.8m x 50mで1500円くらいですから、とてもリーズナブルです。
薄手ですけど水はほとんど通らないので、下の麦わらを濡らさずに済みます。
濡らしたり潰れさせたりすると、隙間の空気が減って断熱効果が低下しますし、直接土をかけるとやっぱり隙間がなくなりますから、こう言うシートや古ビニールとかを敷いておいた方が良いと思います。

一箇所済んだらシートをめくっといて次の場所に麦わらを入れます。
シートの幅が1.8mくらいなので、約1m幅ずつ藁を入れていきます。

藁をしっかりと詰め込んだらまたシートを被せて土を入れます。

土は厚さ5、6cm程度です。
土を入れた状態で最初の地面から25cmくらい下がった高さになります。
よくまあこんだけ麦わらがあったもんだ、と思うでしょ?
去年、1a(約30坪)作付けた二条大麦の藁です。稲でも麦でも藁は色々使い途があるので、できるだけ備蓄しています。
2坪くらいの温床なので、0.5a分くらいで十分間に合いました。
藁じゃなくても、落ち葉などフカフカで空気を沢山含むものなら何でも使えると思いますが、萌え易いモノの場合はくれぐれも火災にご注意ください。
そう言う資材がない場合は、ホームセンターなどで発泡スチロール等の断熱材を用意するか、少し播種期をずらしてより暖かくなってから断熱材無しでやれば良いと思います。
今年の様に暖冬だと、好天が続いたりすると場合によっては温度が上がり過ぎてしまいますから、温暖な地域では断熱材なしでも十分イケる場合もあると思います。

しっかり詰め込んでシートを掛けて埋めました。

埋めるまでは簡単でしたけど、あとを均すのが大変です。
周囲にも空きが無いので、外周から均す事ができません。
直接なかに入ると体重で埋まり込みそうですし、藁が潰れては意味がないので、板を敷いてその上に乗って均しました。
コレで一応ベースは出来上がりです。
この土の上に「農電ケーブル」を敷設して更に土で埋めます。
次回は、いよいよ「農電ケーブル」の登場です。まあ、タダの電線ですけど、敷き方等にいくらか注意点があります。
では、また明日!!