ウチには農業機械というモノが殆どありません。
以前はトラクターやコンバインや耕運機や色々あったのですが、皆んな処分しました。
コレは家庭菜園のお客様にタネを販売すると言う事なら、先ず、コチラからそう言う専用機器なんかなくても出来る栽培方にしておかないとダメだろ?って考えで、自然農法にしても決してソッチ系の信者ではないので、有機でも科学でも水耕栽培でも色々興味あるし、それぞれに面白いと思うのですが、まずは農薬、肥料に関しても出来る限り素人さんでも手軽に使える身の回りで手に入り易いモノで、業界的専門的でない手軽なやり方で栽培出来ないとイケない、と言う考えで、そう言うプロフェッショナルな機械や資材は一切使わない様に工夫しています。
(その分、栽培成績はチョットやばいですけどね)
ンで、使う農機と言えば、今ではほとんど「刈払機」だけなんですよ。
はい、夏に買った「電動刈払機」です。充電式です。
丸山製作所のBIG-Mというブランドの商品でホームセンターで売ってました。
本体バッテリー付きで1万9千8百円、予備バッテリーが8千円、合計3万円弱でした。
謳い文句では、連続運転時間最長80分、バッテリー充電時間60分と言う事でしたが、ま、文字通りって事もありませんからね。
運転時間半分と見て40分、充電時間はまあまあそんなモンだろうって事で、予備バッテリー1個買いました。
サイズ的にはエンジンのモノとだいたい同じ、重さは軽いですね。
ストラップで釣らずに手に持って使ってもそんなに辛くないくらいです。
簡単に二分割出来る様になっているので、車で持ち運ぶ時も便利。
バッテリーは18V、2.5Ahです。パワーは十分な感じ。結構強いですよ。
操作系は右手ハンドルで、電源オンオフスイッチとグリップの向こう側に握ると刃が回転を始めるレバーがあります。
回転の強さは3段階ですが、通常の草刈りだと一番弱い奴だけで十分です。
あと、電動ならではの仕掛けがL/R切り替え、刃を逆回転させる事が出来ます。
特に必要とも思いませんけど、ゴミが詰まったり、蔓草が絡んだりした時にイイかも。
スイッチ類は使い易くて、使用感も位置もイイです。
ただ屋外だと明る過ぎでLEDは殆ど見えません。
まぁ、レバー握ったら操作は何もありませんから、作業には影響ありませんけどね。
バッテリーがカラになった時の警告ランプ(緑のLEDの隣にあります)が見えないのが不便。
カラになって止まる時と、草とかが強過ぎて過負荷で止まる時があるので、このランプは良くチェックします。
もう少し、見え易いと良いと思います。

問題のバッテリーですが、運転時間は予想よりチョット短くて30分くらい、ウチはチョット使い方がハードだからね。
普通に柔らかい草を刈るのなら40分イケるかも。
充電時間も1時間もかかってない気がします。思ったより早いです。
ただ、1つ問題がありました。
バッテリーは使用中に熱を持ちます。使った直後は熱くなってるんですね。
バッテリーが熱くなっていると充電器の右の赤いランプが点滅して充電が出来ません。
しばらく放置して熱が冷めるのを待たなければならないので、2個のバッテリーで交代交代で連続作業は出来ません。
充電時間はあまり長くなくても冷え待ち時間が加算されるんです。
それで、もう一つバッテリーを買って来て、2個使う間に1個充電する段取りで、連続2時間程度の作業を出来る様にしました。
結局バッテリー2個追加で、合計3万6千円くらいになりましたから、エンジン式のモノよりかなり割高なんですけど、それでも電動の方が良いと思います。
先ず、音が静か。近隣に気を使わずに何時の時間帯でも作業が出来ます。
それから、軽いし振動も少ないので作業が楽で、疲れにくい。斜面などの足場の悪い場所では特に有利です。
それから、ガソリンを用意する心配が要らない。給油の手間も要らない。車の中が臭くなったりしない。コレ案外大きいです。
これから連続運転時間や充電時間の問題はドンドン克服されていくでしょうし、価格ももっと下がってくると思います。
そろそろ、電動を検討なさっては如何でしょうか?



