「ハヤトウリ」の実が膨らみはじめました。
大きなモノは既にゲンコツくらいになっています。
なり初めたのは9月中旬以降でした。ことしはチョット遅い感じです。
熱帯アメリカ原産ですからね、やっぱり短日性なんでしょう。
夏の間はひたすらツルが伸びるばかりです。
これはココに植えて3年目の株です。
冬の間も地下にできた芋で過ごして、毎年出てきます。
年々大きくなって今年はかなり茂りました。
いつまで経っても咲かないので、今年はダメかと思っていたら、チョット遅れて一気に咲き始めました。
咲き始めると今度は極端で、出てくる芽が全部花になってる感じです。
根元はゴツくなって木みたいになっています。
基部は親指くらいの太さです。
きっと今年もこの下に芋ができてるんだろうと思います。
夏には柔らかい芽先を摘んで炒めものにしました。コレも結構美味しかったですよ。
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今度は若実を食べてみましょう。
実は完熟すると大きめのリンゴくらいになりますが、鶏卵くらいの若いのから食べれます。

手前左が「キンピラ」、右が「マヨネーズ和え」です。
奥のは関係ありませんけど、「マコモダケのキムチ」です。
「キンピラ」は炒め加減にもよるでしょうけど、けっこうシャキシャキした食感でイイ感じです。
味は「キュウリとジャガイモの間」って感じ、若実でも結構デンプン質が多い感じです。
「マヨネーズ和え」はスライスした生を和えたのですが、コレはイマイチでした。
食感はよりシャキシャキでイイんですけど、そこらへんの道端の草の味がします。
「ヒヨコグサ」みたいな柔らかい草があるでしょ、アレを噛んだ時みたいな青臭い味がします。
「生」はヤメた方がイイと思います。
もっとも、塩もみしたり、軽く一夜漬けみたいにすると違うかもしれません。
おそらく「ヌカ漬け」はかなり味も食感も良いだろうと思います。
「ハヤトウリ(隼人瓜)」はその名前からも分かるように、1917年(大正6年)に鹿児島に伝わって来た野菜ですから、決して新顔ではありません。
キャベツや白菜だって、本格的に栽培される様になったのは明治の後半ですからね。
何故か「ハヤトウリ」は定着できず、若芽や若実はおろか完熟果も未だにスーパーなどに並ぶ事は稀です。
病虫害も少なく、一株から100個以上穫れ、若芽も若実も完熟果も芋も食用になる非常にパフォーマンスの高い野菜なのに、何故定着しなかったのでしょう?
まあ、流通の都合とか色々あると思いますけど、日本の食文化に合わなかったのかもしれませんね。
食文化って言えば大層に聞こえますけど、要するに「食べ癖」ですからね。
癖は、治ったり変わったり、時代とともに変化して行きます。そろそろ出番ではないでしょうか?






