ウチ、山ン中で、その上ログハウスは木に囲まれてます。

畑側から見るとこんな感じ、「トトロ」出そうでしょ?
さすがに「トトロ」は出ないけど、大きい木の枝ではフクロウが鳴いたり、キツツキがドラミングしたり・・・
ログハウスは2mほど腰を上げてあって、周りがウッドテラスになってるから、丸っ切り木の中の空間に住んでる感じなんだよ。
ウッドテラスから見るとこう。

木ばっかり。
二階のロフトの窓から見ると、この木の上の方が見えます。

もうちょっと枝を間引かないと、景色が全く見えません。
このまっすぐ向こうは、谷があってその向こうがダム湖なので、木立の間から湖面が見えると結構良い景色なんだけど、ソコまでの間の木の枝を全部間引くなんて無理ですね。
部屋の中に居ると、この木々の間を抜けてきた風が通って気持ちいいんだけど、その風が日によって、毎日、毎日、違うんですよ。
やっぱり生き物だからね。
木々が呼吸と光合成をすれば、大気中の酸素や水蒸気の量が変化するんでしょうね。
それが天候とか日射の状態とか、気温とか、地中の水分量とかで毎日違うから、風の肌触りも毎日違うんですよ。
雨の後で急に晴れると、やっぱりチョット「蒸しッ」とした感じ。ちょっと「重い」。
2、3日晴れが続いて湿度が下がった頃がサイコー。
酸素と湿度と温度の組み合わせがベストになる感じで、「重」からず「軽」からず、ホントに空気が美味しい感じです。
晴れが続きすぎると木々も根から吸い上げる水の量が不足気味になって思うように光合成ができにくくなるのか、風もなんとなくフツーの感じになって、「軽」過ぎて薄っぺらな感じになって来る様な気がします。
樹木が吸い上げる水の量って、測るのも大変だろうけど、ある報告では、森林全体で数mm/日だそうです。つまり、数mmの雨が降った時の雨量相当の水が樹木の根から吸い上げられ葉から大気中に放出される。と言う事です。
樹木1本1本で見ると数十から数百リットルの水が吸い上げられるって事だそうです。
土砂崩れは、土壌中に大量の水が溜まって、粘土質などが溶け、土壌全体が粘液化する事も一因なんじゃないかと思うんですけどね、もしそうなら、やっぱり元気な樹木が沢山生えてて、ドンドン土壌中の水を放出してくれる方が防災的にもイイかも知れませんね。