出ました!!夏を連れてくる「アイツ」が!!
みたいな感じでビールのCMじゃありませんけど・・・
ホントは夏と言うより、梅雨時の雨の後に沢山出るんですけどね。

昨日も雨降ったので、来るかな?と思ってウッドテラスの電気を点けておいたら、お約束どおりに来てくれました。

ココは山の中で、周りは赤松と雑木が混じった自然林ですから、越して来た時にはさぞかしブンブンとカブトやクワガタが舞い込んでくるだろうと期待したのですが・・・・
ほっといたらひと夏にせいぜい2匹くらいしか来ませんで、ガックリでした。
たぶんねぇ、山そのものの中だと逆に来にくいんじゃないかと思うんですよ。
周りを樹木で囲まれてるから、明かりが見えにくいでしょ。
広い場所でキョーレツなヤツを照らせばガンガン飛んでくるんじゃないかと思いますけどね。


で、ウチは痩せ地で作物が育たないので4年前くらいから落ち葉を積んで自然堆肥と言うか、まあ、ただの腐植土ですね、微生物や土壌昆虫やミミズなどに分解してもらって、土になったヤツを畑に入れてます。

入れると言っても鋤き込むんじゃなくて、表面に厚さ5~10cmくらいにかぶせるダケです。
それで下の土も良くなりますし、土壌生物の活動で耕したように柔らかになります。
雑草も抑えれるし、生えても土が柔らかくなってるのでスルッと抜けます。

その自然堆肥をログハウスの横の斜面で作っています。
作っていますって、タダ放置しているだけですけどね。
右側の斜面の上が庭でソコは軽トラが入れるので、道路の掃除や草刈りをした時に落ち葉や草を集めて来て上から放り込みます。
半年ごとぐらいに、下の畑に下ろします。
ですから、今、一番下に写ってるのは一昨年から去年にかけて集めたヤツです。
上の方には去年から今年にかけて集めたのが積み上がっています。
こうやっとくと、カブトのメスが勝手にやって来て、卵を産み付けます。
春頃には、でっかい幼虫が沢山居ます。
それが次々と蛹になって、梅雨時に羽化して出てきます。
ですから、5月下旬からはこの腐植土は掘れません。
掘ると蛹をザクッってやってしまいますからね。

カブトムシの幼虫が沢山生まれると、凄い速さで落ち葉が腐植土に分解されます。
たしか年末頃からでしょうか、上から見ると積み上がった落ち葉のてっぺんが、だんだんと沈んで行くんですよ。
中で幼虫がガツガツ食ってるみたいなんです。
幼虫が食って消化して分解するのか、枯草菌や乳酸菌とかの分解菌がソコソコ分解して消化し易くなってるヤツを幼虫が食ってるのか、良く分かりませんけどね。

畑に入れる分には、ナニも分解されて出来た腐植土じゃなくても、落ち葉をそのまま入れといても畑ん中で分解されますから同じ事なんですけど、落ち葉直接だとかさばりますし、ふわふわ風で動いて苗を押し倒したりするので、腐植土にしてから畑に入れた方が扱いが楽です。


だから、コイツもミミズやカエルやメダカと同じで、ウチのスタッフなんです。
良い仕事しますよ!!