「バケツ稲選手権」って言うのがあるんですよ。
農文協がやってる。コチラ↓
http://ruralnet.or.jp/gn/b-ine/
「1本植えによるイネつくりのおもしろさを味わいたい人はどなたでも参加できます。」って言う開催趣旨がイイね。
「一本植え」はイネ作りの原点だからね。
今はみんな田植え機だから、なかなか一本植えはやりにくい。(「みのる産業」のポット田植え機ならできるんだろうけど・・)
今、福岡自然農法稲作の検証で、植栽密度のテストをしているけど、それもヤッパリ一本植えです。
世間一般では、例えば条間30cmで株間15cmだと、22株/㎡って事になるんだけど、田植え機だと一箇所に4、5本は植わってますからね。
そうすると、個体数で言うと、一本植えなら22株/㎡だけど、機械植えだと88~110株/平米になってしまいます。
一本から分げつすれば自然な形になるけど、束植えだと個体間での競合が起こるので、結果が違わないワケはないよね。
ま、それはともかく、一粒のモミからどう育っていくのか?を身近に観察する為にはバケツ稲の一本植えってのはピッタシでしょうね。
エントリーするかどうかは別として(賞品がしょぼいからメンドクサイ)一応やってみますね。


「福岡糯3号」と「タカナリ」を20㍑のバケツに植えてみました。
何粒採れるか?が勝負ですからね。
土は腐植100%みたいな砂や砂利を抜いた畑土です。
水の量より土の量が重要でしょうから、水深は2cmくらいしか取りませんでした。
あとは成長具合を見ながら、葉色が薄ければツバキの葉みたいに黒緑になるまで肥料を食わせます。
一本植えですから倒伏の心配はないし、味なんかどうなっても良いんだから目一杯食わせます。
あとは、出来る限り日照を確保する事と、夜間温度を下げる事でしょうかね。
ホントはF1ライスが有利だろうと思うんですけど、準備する時間がなかったので今年はコレで試してみます。
ま、F1以外なら日本の品種なら「タカナリ」が一番じゃないかと思いますけどね。
あ、日本で育成された品種ね、系統としては両親とも韓国のインディカ種です。
そのウチ、参加者が増えて、品種ごとの「種目」?とか出来ると面白いと思いますね。
「コシヒカリ」だけとかね。
ペットボトル部門もあるみたいだから、子供さんの夏休み自由研究とかにも良いかも。