コレ、なんか花壇の草花みたいでしょ?

これはウチのオリジナル品種第一号って売り出そうと思ってる「玉チシャ菜(仮称)」です。
名前から分かるように、元の品種は沖縄の「島チシャ菜(チシャナバー)です。
「島チシャ菜」は若い苗がリーフレタスに似しているし、味もチョットニガ目のリーフレタスと言う感じなので、レタスの仲間に入れられている事が多いのですが、ご覧の様にブルーの花を咲かせます。
同じキク科ではありますが、おそらく「エンダイブ」の一種だろうと思います。

その「島チシャ菜」を育てていたら、葉っぱが巻く個体が出現しました。

2013年の事です。
手前から3番目の株の傍らに丸い小さいのが居ます。
この時は、移植せずにこのまま置いていたら、花が立ち始めると皆んな葉が開いて同じ様な姿になってしまい、どれが結球個体なのかわからなくなってしまいました。

その時に全固体ごちゃまぜで採種したタネを冷凍していたものを、一昨年引っ張り出して播いてみたら・・・

あの結球変異株のタネもしっかり混じっていて、復活しました。
左側です。右の個体は普通の開いたロゼットを形成しています。
今度はわからなくならないように、普通個体は全部他の場所に移植して、4、5株の結球個体に花を咲かせて去年採種しました。

去年の秋にそのタネを播いて選抜しながら育てました。

まあ、小さい時は全く同じです。

割と早くから巻き始めます。

だんだんと球が大きくなり、ムクムクして来ます。

コスレタスの様な感じのチョット縦長な球になります。

さらに大きくなると、周りの葉も重なってロゼット状になり、葉牡丹みたいな感じになります。

結構、大きくなりますよ。

縦に切るとホントにコスレタスみたいな感じです。

エンダイブですから、葉はレタスより少し厚く、葉質も粘りがある感じ、味は少し苦味が強めですが、巻いた中の方はあまり苦くありません。
極端に言えば、春菊の食感にレタスの味、ッて感じです。

ほんとはもう2、3世代、選抜を重ねた方が良いのですが、去年播いたものもほとんど全部が結球したので、まぁ、中には平葉のモノが出るかも知れませんが、出てもフツーにサラダで食べれるしね、困る事もないだろうから、この段階で販売開始する予定です。
たぶんお盆頃までにはタネが採れると思います。