カエルの産卵が相次いでいます。
一番早い2月の「ヤマアカガエル」に始まり、アマガエル、トノサマガエル、シュレーゲルアオガエル、モリアオガエル、ヌマガエル、ツチガエルと梅雨明けまで色んな種類が田んぼに産卵に来ます。
今年は暖冬のせいでスタートが早く、前3種は既に産卵済みです。
あとの、3種はまだ姿を見せていません。

仲睦まじい「シュレーゲルアオガエル」のご夫婦です。

この奥さん(下)はシュレーゲルアオガエルには珍しいくらい大きな個体です。
最初、モリアオガエルが早く出てきたのかと思いました。
試験田の周囲の畦に卵を産み付けています。

試験田の区画を変更するため畦を崩そうとすると、土の中から泡で出来た卵塊が出てきます。

強い雨でも流れない草の根元などに良く産み付けています。
卵は卵塊の中で孵化して、小さなオタマジャクシが出てきます。
だいたい雨の日に出て来るようです。
取り出して別の安全な場所に移します。

卵塊は鶏卵より一回り大きいくらい、モリアオガエルの様なバレーボールほどもある巨大な卵塊は作らない様です。
モリアオガエルの場合は個体の体格も倍近く大きいですし、数匹が集まって産むのであんなに大きくなるのでしょうね。
その点、シュレーゲルアオガエルは夫婦仲が良い様です。

が、今日はちょっとヘンです。

旦那と奥さんが離れ離れになって、奥さんは反対方向を向いています。
何かあったのか、ビミョ~な空気が流れています。

あの体格の良い奥さんです。
なんか機嫌が悪そうです。
旦那に背を向けて、今にも立ち去ろうかと言う構えです。
で、旦那の方は・・・・

水に落ちた寒冷紗の切れ端に掴まって呆然としています。
見てください、この覇気のない顔。

ほら、完全に目が死んでいます。
短い愛が、終わったんですね・・・・・・・