志村けんさんが亡くなり、今度は岡江久美子さんが亡くなって、いよいよ騒然として来ました。
危険の実感がヒシヒシと伝わってくる様に感じます。
無能な政府は、「接触しなければ感染しないから、すてい、ほうむぅ」とか言ってるダケで、切り札となるような対策は出てきません。
クラスター対策なんて、初めからオリンピックやりたさの誤魔化し対策って専門家は皆んな分かってたでしょうに・・・
仮にそれが必要だったとしても、そうやって誤魔化してる間に本命の作戦の方を段取りしとかないと、修正も後戻りも出来ませんよ。(←イマココ)

外出自粛も何時までも出来ませんしね。
政治家やTVのコメンテータ(政権寄り)は、「一丸となって、しばらく我慢すれば打ち勝つことが出来る」みたいないい加減な事を言ってますけど、そんなアホナ?って思います。
緩めればまた始まります。
だから、日常生活、生産活動を続けながら、感染にブレーキをかけ、医療がカバーできる規模で押さえ続ける事が必要なワケです。
今みたいな事やってたら、そのうち医療従事者が絶滅してしまいます。

私、当初より「何か引っかかるな」と思ってるんです。
いゃその「疑惑」とかそう言う話じゃありませんよ。科学的な話。
何か感染拡大阻止の方法があるんじゃないか?ッて・・・
まあ、世界中のトップクラスの医学者が出来ないんだから、私なんかに良い方法が思い付くワケがないんだけどね。

無農薬でイネ、ムギを作ると、環境によってはイネの「いもち病」とムギの「赤カビ病」に手を焼きます。
でも、コレ、出ない所では全然でない場合もあるんですよ。
細かく言ってると長くなるので結論だけ言うと、「いもち病」は夜明けと同時に葉を乾かすと感染しない、「赤カビ病」は開花前後に殺菌剤を散布すればOK、って事が分かってます。
いもち病菌は葉が10時間くらい濡れてないと組織に侵入できません。
赤カビ病菌は開花前後に侵入して穀粒を犯すのでソコを止めればOK(農薬以外でできればベスト、ダメなら石灰硫黄合剤のようなJAS有機で許された薬剤)
つまり、特定の組織に特定のタイミングで侵入する病原菌って、進入路がボトルネックになってるから、ソコを止めれば感染しないわけです。
植物のウイルス病や人間のマラリアは、カメムシとか蚊とかの吸汁昆虫が媒介するから、その昆虫を駆除するか、ネットや蚊帳で侵入を防げばOK。
難易度の違いはあるけど「必ずソコを通る」ってトコを塞げば、ソコで終わりなんですよ。

では、新型コロナウイルスは何処を通るのでしょう?
「粘膜」です。普通の皮膚を貫通して入ったりはしないんですよね。
って事は殆どが「目、鼻、口」ですよね。
だからマスクとか手洗いが重要って事ですね。
飛沫やエアロゾルはマスクで捕捉し、接触物は殆ど手から顔へ行くから手洗いで取り除く。

一方、ウイルスが患者から外に出る時はどうでしょうか?
やっぱり皮膚の表面から染み出したりはしないんですよね。
となると、吐く息か、飛沫、唾液、痰、あるいは糞便ですね。
汗は大丈夫なんじゃないかな?
糞便は、まあ、以前記事に書いたようにコロナ対策でビニールハウスの中でしゃがんでるのは私くらいのもので、フツーはトイレですから、衛生管理をちゃんとすればソコから他人に伝染るって事は防げます。
となると、やっぱり「目、口、鼻」、目からはあんまり涙を飛び散らせる人はいないから、「口、鼻」ですね。

つまり経路的には「口、鼻」がボトルネックになってて、ココを「無事に?」通過させなければ、感染拡大は起こらない、と言う事です。

以前はWHOも「マスクに感染予防効果は無い」と言っていました。
勿論、医療従事者なんかN95マスク付けてても感染しているワケですから、マスクで完全に防護する事が出来ないのは明らかです。
が、この所、欧米の研究者が日本や中韓のマスク着用率の高さに着目して研究を始めました。
先日も取り上げさせていただいたこの記事にもマスクの効果が書かれています。
https://www.asahi.com/articles/ASN4P53HKN4KULBJ005.html
大声で話せば300個以上の飛沫が飛ぶが、少し湿った布を口にあてていると平均0・1個しか飛ばない、との事です。
コチラのレポートでは
https://www.sankei.com/life/news/200425/lif2004250052-n1.html

「高密度な綿の布1枚と、化学繊維でできた薄手のシフォン生地2枚を重ねた場合エアロゾル粒子の大きさによっては約99%を除去できた」と書かれています。

もしかしたら、欧米であんなに急速に感染拡大したのに、日本では(あんなにブサイクな対策しか取っていないのに)ゆっくりと進んできたのは、日常の会話の習慣(知らない人と喋らない、人の多いトコで喋らない、大声で喋らない)とマスク着用の相乗効果なのかも知れませんね。

ソコで感染経路のボトルネックを遮断する方法を考えました。


急いで書いたので(急いでなくてもだけど)絵が下手で落書きみたいですが、こう言うマスクは出来ないだろうか?と考えました。
前提として「空気が一方からしか通らない」布、不織布、フィルター等が必要です。
繊維が片側に毛羽立ってて反対から吹くと逆止弁の様になって通過できない様なモノを想定しています。
繊維の内側に細かな細く切った薄いビニールをブラインド状に貼り付けても出来るかも知れませんね。
ま、そう言うモノがあったとして、マスクの中心の口、鼻の部分には外から入る向きに縫い付けて、両サイドは中から出る向きに縫い付けます。
そして、出る側の外側に殺菌剤等を塗布か含浸した布、不織布、フィルター等を付けます。
こうすると感染者からウイルスが吐き出されても、マスクのトコでやっつける事が出来るんじゃないでしょうか?
勿論、未だ感染していない人は吸う側のフィルターで捉える事が出来ます。コチラにも殺菌剤等を用いれば良いのですが身体への影響が心配ですから、繊維に「銀」とか「銅」とかウイルスを不活化する効果のある物質を練り込んだもの等使えればいいですね。

この新型コロナウイルスの最大の問題点は、感染経路は分かっているのに、具体的な「誰が?何処で?何時?」が把握できない、と言う事です。
不顕性感染者や潜伏期間中の人は何処にいるか全く分かりません。
分からない人から分からない人とサブマリン感染が起こって、水面下で広がるワケです。
ですから、全ての人と人が近接するケースで、感染経路を遮断する必要があります。
何処かのマスク会社がこう言うのを開発してくれる事を祈っています。