昨日に続き「暖冬」ネタです。
イヤ、ホント暖かいですね。
新型肺炎が広がりそうですけど、例年の寒くて乾燥した冬よりは少し条件は良いのかも知れませんね。
とは言え、感染症はとにかくマスク、手洗い、ウガイですね。
そして、人混みに行かない、人の多いとこで飲食しない、できるだけ首から上を触らない、手袋しとくのも良いみたい、あとなんと言っても疲れを溜めない、十分睡眠取って、ストレスも溜めないように、気の持ち様を変えて、暫くはノンビリ徐行運転がイイね。
流行が終わってから取り戻せばイイからね。
くれぐれもお気をつけ下さい。

人間社会は大変ですけど、自然界はなんだか、モゾモゾ動き始めてる感じですね。
ウチはアブラナ科野菜なんかが不時出穂して花芽が上がり始めててヤバいです。
あんまり早く花芽が上がると、その後の霜でやられてしまうので、伸びてきたモノには寒冷紗なんかで霜よけしなければなりません。

昨年播いたクリの実生苗が、落葉せずに越冬しそうです。

30本くらいの苗の殆どは1月上旬で落葉したのですが、一株だけまだ緑の葉っぱが残っています。
ま、コレは暖冬ばかりじゃないかも知れません。
落葉樹って多分、常緑樹から進化したんでしょうから、幼植物の時は先祖の特性が現れやすいのかも知れませんね。

そんなら、イネは?と思って、試験田に刈らずに放置していた稲株を掘り上げてみました。

ほら、茎の下部がまだ枯れてないんですよ。緑色です。
根も生きているようです。
栽培稲の先祖の野生稲には多年生のものがあるようですから、日本で栽培されているフツーの稲も少し温度があれば越冬します。
多分、九州南部の様な温暖な無霜地帯なら、容易に越冬すると思います。
熱帯では、一度田植えして2年くらい続けて栽培する場合もあるようです。
日本でも暖地ではそう言う栽培法も工夫してみると面白いかも知れませんね。

ホラ、芽が出ています。根っこも元気そうでしょ。
ま、コレは、寒くなる前に出た芽がそのまま枯れずに残ってるだけかも知れません。
いずれにしても、このまま暖かければ稲株は枯れずに越冬して、春になると芽が伸びてきます。
暖冬年は全体の平均気温は高くなりますが、上がり下がりの変動は激しくなる傾向がありますから、まだ、春までには強い寒波が来ないとも限りません。
稲に限らず、暖かくて早くから動いていた葉芽や花芽は、急な低温に当たると凍みて枯れてしまいます。
休眠中の芽は寒さに耐えれますけど、一旦動き始めると弱いんですね。

暖冬だからと言って必ずしも春が早いとは限りませんね。
この春の作付けはお天気をつぶさに観察しながら、慎重に判断しないといけませんね。