コレね2019年1月7日フェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいFBの方にしか書いてなかった記事もあるので、ソレをチョイチョイこっちに追加しています。

 

ハイッ!「一起、了知亚洲吧!(ご一緒に、アジアを知ろう!)」です。
今年第一号は農業関係。こないだのと同じ、脱粒性の稲ってインじゃないの?って話です。
発信元は、どう言う団体なのか個人なのか良く分かりませんが、どうもベトナムみたいですね。
色々、プリミティブなスキルとかテクノロジーとかを「無言」で紹介していて面白いです。

動画はコチラ↓
https://youtu.be/QTFI8rggq7g

コレは丸太をくり抜いた桶で脱穀するって話ですけど、稲はインディカなのかジャポニカなのかジャバニカなのかよく分かりません。
あんまり粒は長くないみたいですけどね。

稲刈りの時にはあまり落ちずに、桶に叩き付けるとバラバラ落ちると言う、理想的な脱粒加減?ですね。
日本の「旭」だともうチョット落ちにくい感じで、こんな風にバシバシやって脱穀するのはかなりキツイでしょうね。

日本の稲作技術者の間では「脱粒性」って目の敵にされてる感じで、「旭」や「タカナリ」飼料イネ の「Rayada」なんかは非脱粒性に「改良」する研究がなされています。
「旭」
http://www.pref.okayama.jp/upload…/…/424264_3300920_misc.pdf

「タカナリ」
https://www.jeinou.com/technology/2016/05/24/092000.html

「Rayada」
https://catalog.lib.kyushu-u.ac.jp/…/…/mochizuki_1790507.pdf

脱粒性の利点を活かすって発想はないんですかね?
小型の機械やシンプルな道具で脱穀できるって、とっても魅力的ですけどね。

 

技術、知識って一方向へばっかリ進むと、取りこぼしが増えて、産業全体では損をする事になると思いますよ。
ココでも「多様性」が大切です。

 

因みに「タカナリ」はF1ではないのに最高レベルの超多収品種で日本で開発されたものですが、ルーツは両親とも韓国のインディカ種です。
イチゴとかで「日本の品種が盗まれた」とか騒いで排外感情を煽ってるアホがいますが、知財権が設定されていない植物を育種親に用いる事は、全世界でフツーに行われています。
もちろん日本でもやってますし、合法的な利用です。
国際社会に無知と恥を晒さないようにね!