ココ数日、キュウリの品種紹介書いてますが、コレがトリです。
ま、だいたい○×歌合戦なんかでも、トリは超大物とか、超人気歌手とか、ま、凄い人が出るわけです。
が、キュウリのトリは、超「色物」です。
イヤ、別に私は「色物」とは思っていませんよ。もう何年も前から、フツーに食べても並のキュウリよりはるかに美味い実力派です、って言ってるんですけど、ブログやFBやTWの読者の皆さんやフォロワーさんに全く信用がないらしく、いくら言っても売れません。
先ず、このネーミングがイケませんね。
と、言っても沖縄の現地の呼び名でしょうからね、変えるワケにも行かないのですが・・・
「赤毛瓜」と書いて「アカモーウィ」と呼びます。
字面から見ると、赤くて毛が生えた胡瓜、みたいな印象を受けますよね。
ソコへ白瓜を赤茶色にしてひび割れ入れた様な画像や絵が入ってますから、もう、そう言うキャラの変わった胡瓜だと刷り込まれてしまいますよね。
アレは完熟果だけフィーチャーするからイケないんです。

小さいのから順に並べるとこうなります。
若実は白いんですよ。普通の胡瓜の食べ頃は、この若実の時期です。

「赤毛瓜」じゃなくて「白毛瓜」なんです。
因みに「毛瓜」は「胡瓜」の別名ですから、そのまんま「白キュウリ」なんです。

コレが見た目もなかなか面白いですしね。味もバッチリなんです。
やや甘口で渋みも少なく、肉質しっかりしてて食感がイイです。
これがだんだん黄色くなって、茶色くなって、最後はひび割れが入ってガサガサした感じになるに連れて、冬瓜みたいな肉質になってきます。

この完熟果はとても日保ちが良くて、まあ秋になってから熟すのもあるんですけど、1ヶ月くらいはそのまましっかりしています。

最後には水分がなくなってシワシワになるんですけどね。
こうなったヤツは、肉質も味もホボホボ冬瓜です。
冬瓜の代わりに豚汁なんかにすると美味しいです。

栽培的には、他の節成り系の在来種とは違って晩生です。
後半型です。
日長の関係かお盆より前は雌花の付きが少ないです。
ネット仕立てでも地這いでも良く出来ます。
秋口からが本番なので、台風避けに地這いの方がイイんですけど、蔓の伸びも勢い良いし、葉も大きいので、葉陰に成った実を探すのがメンドウです。

他の品種が終わった頃からドンドン実が付いてきますから、お得感バツグンです。
最近は9月に入っても暑いですからね、熱中症対策のミネラル補給にもバッチリです。
前半型の節成キュウリと少しずらして作付けると、「節成キュウリ」→「赤毛瓜(白)」→「赤毛瓜(完熟(加熱調理))と言う流れで色々楽しめます→→ だけでなく、最後に超意外な「サプライズ」のオマケも付いています。
ジャ~ン!!今回、初のネタバラシ!!

キムチです。
軽く塩漬けして水出させて、市販の「キムチの素」で漬けただけです。
コレ、ゼヒ、試してみて下さい。
ホントはねぇ、黙ッときたいんですよ。その方がビックリするからね、ネタばらしちゃ悪いしね。何か映画のラストシーンを未だ見てないヤツに喋ってるみたいな感じも・・・・
でも、書かないと記事にならないしね。
食感にビックリしますよ。コリコリ感もかなりのモノなんですが、更にその上、弾力が凄いんです。
感じとしては、農産物では「シイタケ」に一番近いです。「シイタケ」より弾力あります。
魚介類のノリです。「シイタケ」より4割りくらい「イカ」の方へ行った感じです。
嘘だと思うでしょ?キュウリですからね。
ま、ウソかも知れませんから、自分で作って試してみて下さい。
タネのご用命はコチラの販売ページから↓
https://kuronyaseeds.easy-myshop.jp/c-item-detail?ic=472-01