コレね2018年8月27日、にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
日に1件アップしてたのですが、間に合わないので2、3件ずつアップします。
柿です。野生の山柿です。
柿渋を作る為に採って来ました。

イッパイ穫れました。
ウチの敷地内にも5、6本柿の木があります。
まだ小さいのばっかりなんですけどね。
桃栗三年柿八年とか言います。
あの、イチイチ突っかかって申し訳ありませんけどね、アレは一体どこから測っての年数なんスかね??
果樹の話ですから、通常は「接ぎ木」苗を植えるでしょ。
今の栽培方法だと、一般的には「接木苗」を植えてから何年ッて話になります。
でも、諺ですからね、江戸時代とかの話かも知れませんしね。
ま、日本は早くから園芸の技術は進んでましたからその頃でも接ぎ木だったかも知れませんけどね。
モノにもよるんですよ。
「茶」なんかは昔はテキトーに実生苗を使ってたみたいですしね。
だったら桃栗柿も実生苗を植えたり、直接タネを播いたりしたかも知れませんね。
「品種」って事にうるさくなったのは、市場流通が始まってからでしょうからね。
自家消費とか狭い地域内での流通だったら、特に品種がどうこうとか要りませんからね。
柿と言えば「甘柿」と「渋柿」くらいしか区別の必要はなかったかも知れません。
しかも、「甘柿」ってのは比較的最近になってからですからね。
ウチにも植えてますけど、日本最古の甘柿と言われる「禅寺丸」って言う品種でさえ、鎌倉時代の1214年に発見されたと言われてますから、柿の主流は「渋柿」なんですよ。
「甘柿」より「渋柿」の方が寒さなんかにも強いって説もありますしね。
そうなると、昔の様に保存食としての利用価値が高かった頃には、干し柿食べて「ペッ」ってやったタネから生えた苗をそのまま利用したかも知れませんね。
実際には、系統にもよりますけど、タネから育てて早ければ3年、普通に4、5年で開花するみたいです。
ウチの敷地に生えてる「山柿」も根元の直径5cmくらい高さ3mちょっとで初果が付いているみたいです。

この画像がソレで、実がなり始めて2年目です。
今、太さ8cmくらい高さ4m程度です。
この木からも今年はバケツに半分くらい穫れました。
これはピンポン玉くらいの大きさです。
ソレだけじゃ足りないので、山に採りに行くんですけど、いつもの年はダムの周りの斜面から道路に突き出している枝の実を採ります。
ダムの周りの道路は狭いので車を停める事が出来ません。
それでカブのハンドルにレジ袋をぶら下げて、バイクに跨ったマンマで手の届く所の青い実を採ります。
ダムは電力会社の管理なので、細かい事言えばホントは勝手に取っちゃダメなんでしょうけどね。
今年はバイクがパンクしてて使えないので、別荘団地内の野生の柿から採りました。
コレがまた、山柿の木はアチコチにあっても実を採れる木は滅多にないんですよ。
そもそも柿の木って結構大きいですからね。
実が成っている枝に手が届きません。
ふくらはぎくらいの太さの木でも、一番下の枝になっている実でさえ3m近い高さですからね。
木の傍に軽トラを止めれて、しかも荷台や屋根の上に立って手が届く枝に実が成ってないとダメなので、そんな条件の場所って殆どないんですよ。
しかも、しばらく車を止めてても他の交通の邪魔にならない、ほとんど誰も通らないような場所しかダメですからね。
採れる場所は限られているので、実の大きさとか言ってる場合じゃないんですが、この山柿は極端に実が小さい個体でした。

ホラ、こんな小さな山柿です。
盆栽にする「豆柿」って園芸品種がありますけど、アレと
5kg弱採ってきたんですが、数を数えたら482個ありました。
正確には4850gありましたから1個当りは16.3gです。
「西条柿」で一個200g弱、「富有柿」なら280グラム程度だそうですから、1/20くらいの大きさですね。
ブドウの粒くらいのサイズです。
採る時は「メンドクサイなこんなチッコイやつ」と思ってブツブツ言いながら集めましたけど、持ち帰ってからは案外イイんじゃないの?って印象に変わってきました。
まず、小粒なので潰すのが楽です。大きめのプライヤーで挟んで潰せます。
叩いて潰したりすると飛び散ったりで面倒ですからね。
一番良いのは「土嚢袋」に入れて木槌とかでゆっくり叩いて潰すと良いんですけど、室内だとやっぱりやりづらいので・・・
でテレビを見ながらボチボチとプライヤーで挟んで潰しました。
それをミキサーに入れて水チョット足して粉砕して、大きな容器に入れて紙で蓋して静置して、しばらく発酵させてから布で濾します。
扱い易さだけでなく、果汁も実の大きい(と言ってもピンポン玉くらい)山柿と比べるとかなり違います。
潰し始めるとすぐ、手がベッタベタになります。
そしてしばらくするとベタベタを通り越してネチャネチャして来て、更にはガビガビに固まり始めるのです。
果汁の濃さが全く違います。
柿渋は「塗料」として用いるので、果汁が濃くて良く固まる性質があればウッテツケです。
まあ、発酵させて柿渋を採って、実際に木材などに塗ってみないと分かりませんけどね。
今年の柿渋は期待度MAXです!!