コレね2018年8月26日フェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
日に1件アップしてたのですが、間に合わないので2、3件ずつアップします。
 

「ヒユナ」です。

丸っ切り雑草にしか見えませんね。
あまり馴染みがないし、雑草の「イヌビユ」に似ているので人気はイマイチですが、逆ですからね、「イヌビユ」も元々食べれる野草なんですよ。
それのもっと野菜よりのヤツって感じです。

最初の二枚の画像は、植えるトコがなくて圃場の隅の日当たりが悪くて、土が痩せてて、乾き易い最悪の場所に植えたものです。
ホントに「イヌビユ」と見分けつかないくらい貧相でワイルドに育ちました。
こんな雑草道端で見た事あるでしょ?線路沿いとかに生えてそうです。
貧栄養な場所だと花は良く咲きます。
穂が出るのも早かったですね。

種子量が多いので、こんな株一株でも充分なタネが採れます。
近縁種の「アマランサス」はタネを穀物として利用されます。

 

あとの三枚は余った苗を何の気なしに別の場所に植えたら、どうしたワケかグングン育って凄く立派になったヤツです。

何故かこの場所が気に入ったようです。
隣のオクラ「ダビデの星」はなかなか大きくならないのに、「ヒユナ」は絶好調です。

この先のトコロを、葉っぱ5、6枚付けて収穫すれば良いんですね。
しばらくすると脇芽が出てきますからね。
それとも、どうせタネは売るほどあるんですから、幾分か大きくなったら株ごと抜いて、次を播くか。
いずれにしてもよく育つ場所を見つけて短期育成でヤンワリ、フックラ作るのが良さそうです。

サイズは4、5倍ある感じで、葉っぱも厚くモコモコフワフワしてて野菜らしくなりました。
傍に植えたオクラの「ダビデの星」がさして大きくならないので、決して土が肥えている感じでもないのですが、何が気に入ったのかグングン育ちました。
よく育つと開花は遅れますね。まだ穂は出ません。

そろそろ茎頂に穂の先っちょが見え始めました。
野菜の味としては、柔らかくてアクのないホウレンソウという感じで、意外とレベル高いですよ。
 

毎年、採種用だけ細々と栽培してます。
夏場はウリ科やナス科のスター・ベジタブルが目白押しなので、どうしても継子扱いでなかなか本気で栽培に取り組めません。
でも、よく考えると、夏場こそ栽培容易で味の良い葉物野菜が欲しい時期なんですけどね。

「ヒユナ」「空芯菜」「モロヘイヤ」「つるむらさき」どうも夏場の葉菜は脇役っぽいヤツが多いですね。

「ヒユナ」の良さはタネの採り易さです。葉が赤くなる「紅ヒユナ」も同じです。
自家消費なら5年に一回、一、二株から採れば充分です。
何もする必要はありません。
穂が出たらほったらかしにして、葉が枯れ始めたら根元から刈り取って、吊るして干しておきます。
乾燥したら穂を手で揉むと細かい真っ黒いツヤツヤのタネが沢山出てきます。
ドライヤーでゴミを飛ばして紙袋に入れて冷蔵庫へ。
常温でも5年くらいもちます。
よく乾燥させて冷蔵庫に入れとけば何時までもつか分かりません。
コレくらい採種とタネの保管に苦労しない作物は珍しいです。

来年はしっかり野菜らしく作って、色々料理に活かしてみたいと思います。