コレね、2018/04/15 9:22にフェイスブックページに書いた記事です。
ヤフーブログから引っ越してきて、ヤフーの方に書いてた記事は全部こっちに来てるんだけど、1年くらいヤフーに書いてなかったのでその間の記事をチョイチョイこっちに追加します。
今年は、今までサボってきたツケがまとめて回ってきて、もう待てない、後がない状況で、造成からハウス建造から樹木の伐採から何から何まで大急ぎでやらねばならず、エライ事になっています。
でも、食べるものも作らないとね。
当然、時間はかけれません。
当然、雑な仕事になります。
当然、ただミゾを掘って種芋を埋めるだけです。
ここは2年前に3mくらいの灌木が密生していたのを一気に伐採された場所です。
私はその後にココを借りました。
誰がやったのか知りませんが、メチャクチャな伐り方で、その上、伐った木はその場にメチャクチャに放置されていたので、片付けるのが大変でした。
当然、土の中は根っこだらけ。
すぐには勝負にならないので、1年ほっといたら、まず、ノイバラなどのツル性の小低木が繁茂しました。
それからワラビ。
ワラビはたくさん食べれて良かったですね。
イバラなどが酷く茂ったら草刈機で刈り倒して放置しました。
イバラなどは一応「木」ですから、根付いていると強いんですね。
他の樹木は切り倒すとあまり伸びてきませんが、蔓性のヤツは平気で復活しますからね。
次の年は、多年性雑草が茂りました。
ギシギシ、オオマツヨイグサ、ヨモギ、ススキなどです。
これも茂ったら刈り倒す、です。
痩せた土地では、宿根草が強いんだろうと思います。
毎年タネから芽を出して急速に繁茂する一年生雑草は一定程度土地が肥えていないと厳しいんでしょうね。
宿根草はしぶといので抑草が大変ですが、痩せ地でしっかり茂ってくれるって事は、その分、土地を肥やして行くって事でもありますから、植物が育つ環境作りには貢献してくれてるワケです。
自然農法でも農地や耕作放棄地の様に既に出来ている場所でやってると、ソコはとうの昔に植物が育つ様に先人達が環境作りし終わってる場所ですから、ホントの生態系のダイナミクスが見えにくいと思うんですよ。
圃場ってのは出来上がった、もう安定状態に入ってる環境ですからね。
山を切り開いた開墾地や造成地などの更地から順に見て行くと、植物がどう言う順番で進出して来て、それに伴って動物や昆虫がどう増えて行って、「自然」がどうやって環境構築して行くかが良く分かります。
まあ、わざわざそんな事をやるって言うのは不経済ですけどね。
で、今年です。
地面は一面多年生雑草です。
気にせずに10cmくらいにミゾを切ります。
種芋を置いて、土かぶせてオシマイ。
ジャガイモは芋の力が強いですからね、芽は出てきますし雑草以上に伸びます。
雑草の方は伸び始めたら草刈り機をかけます。
更に作物だろうと雑草だろうとドンドン茂るように条間に鶏糞と米糠を撒きます。
無肥料栽培なんかクソ食らえ、です。
そりゃそうでしょ、まず、圃場環境全体が活性化しないと勝負にならないんですよ。
そして「植物」は生態系の基盤です。まず植物が繁茂しないとダメです。
あ、だけどね、肥料で茂ると考えるのはあまり良くないですよ。
順序としては、まず「水」です。
「水」を多くすると植物は必ず茂ります。微生物も必ず増えます。
それでスイッチが入った所に「肥料」です。それも鶏糞や米糠の様な微生物、土壌生物、昆虫等を増やす働きの強いものをやります。
で、全体の物質生産が盛んになったところで、「依怙贔屓」をします。
どっかのソーリみたいに、自分に都合のイイ奴を優遇し、都合の悪い奴を迫害します。(農業やると性格悪くなるね)
順序としては、作物 > 一年生雑草 > 多年性雑草 です。
抑草の方法は色々ありますが、自然農法ではとりあえず草が作物を邪魔しなければ良いだけで、慣行農法の様に雑草を撲滅する必要はありませんから(むしろ滅ぼしてはダメ)、時々草刈機で刈り飛ばしとけばOKです。
草刈りはメンドクサイんだけど、何度も何度もやってると雑草の動きも良く分かる様になるので、オススメです。
草生栽培では作物以上に「草」の事が分かっていないとダメだからね。
て、エラそうに書きましたけど、コレで上手く作れるって事じゃありませんからね。
ご存知の通り、かなり失敗率高い実績を残して来ました。
さあ、今回は上手くいくでしょうか?
「良い子はマネをしないように」って栽培です。