遠隔地の畑に播いたムギです。
久しぶりに見に行くと・・・何かヘンです。
これは10月20日に播いた「エンバク」です。
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こちらは同日播いた「ビール麦」「です。
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これは「エンバク」
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こちらは「ビール麦」
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「エンバク」は葉っぱばかりですが、「ビール麦」は茎が立っています。
「不時出穂」です。

ムギには「播き性」と言うのがあって、「春播き性」とか「秋播き性」とか言いますけど、「春播き性」のものは寒さに当たらなくてもある程度成長したら穂がでます。
「秋播き性」は寒さに当たらないと穂が出ません。
「秋播き性」の強い品種はより強く低温を経験しないと花芽分化しないので、温かい地域だと穂が出にくくなります。
逆に「春播き性」のもの ≒「秋播き性」の弱いものでは、早播きして年内の生育が良すぎると、フライングしてしまって、春にならないうちから茎の中に穂ができてしまいます。

今年の様な暖冬だと、早くから大きくなりすぎてしまうんですね。
この時期に茎の中に幼穂ができてしまうと、 幼穂は-2.5℃以下では凍死するので、1月下旬から2月の低温で全滅してしまうでしょう。

いままで、小麦ではたまにありましたが、ビール麦の不時出穂は初めてです。
このビール麦は「皮麦」なので、精麦が大変で、収穫してもタネとして販売するもの以外は、炒って「麦茶」にするくらいしか方法がなかったので、いつもの年は小麦を優先して播いて、後回しで遅めにビール麦を播いていたのだろうと思います。
それで、たまたま、不時出穂を避けられていたのが、今年は、小麦を作らなかったので、チョット早めの10/20に播いてしまいました。

11/10くらいでも良かったのかもしれません。
そんな早播きに暖冬が重なって、こんな時期に穂を上げ始めてしまったんですね。
年末、忙しくて、麦踏みをサボったのも良くありませんでした。
麦踏みには、分ゲツ促進、凍て上がりの防止の他に、生育抑制と言う大事な目的があるのを忘れていました。

たぶん、大寒の低温でやられてしまうでしょう。
後から出た「遅発分けつ」の小さな腋芽が株の付け根に幾つかはあるでしょうから、それが伸びてくる事に期待しましょう。
やはりムギは、コレでもか!と言うくらい踏んだ方が良いですね。



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