「極小粒黒大豆」です。アズキくらいの小さなマメが沢山穫れる品種で「大豆」と書くのは抵抗があるくらいの小さなマメです。
私は大豆の栽培が下手くそで、なかなか上手くできませんが、この品種だけは放っといても毎年良く出来ます。
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草が生えたままの中に不耕起直播して、本葉が出てから条間の草を刈りました。
発芽して本葉が出るまで待ってから草を刈ります。
大豆は抑草力が強いので、条間だけ刈って株間は放っておき、大きくて目立つ草だけを時々ハサミでチョキチョキやります。

他の作物は、草刈りしてから播くのですが、豆類は草が伸びたままで播きます。
それはハトやカラスに発芽したての双葉を食べられるからです。
マメの双葉は、マメそのものなので、美味しいのでしょう、よく狙われます。


ムギを作った畝は、周囲に排水の為の溝を掘っているので、これを利用して大豆では逆に水やりの道具にします。
出口を土嚢袋で止めておいて、水を出しぱなしにしておくと地面の高さまで溜まります。
イッパイまで水を入れてしばらく放置します。
土壌に充分水が行き渡り、土中の空気が押し出されたら、今度は水を抜いて、新しい空気を吸わせます。
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大豆はとても水を欲しがる作物で、必要量はイネの数倍とも言われています。
葉の面積が広いから沢山の水が必要なんですね。
しかし、ここで勘違いしてはいけないのです。
水が必要と言う事と、水に浸かっている、と言う事は別なんです。
水は欲しいけど水に浸かりっぱなしはイヤがる、と言うわがままな性格です。

地表から30~50cm下に水があるのが良いそうで、常に水分は供給されながら、同時に根は水浸しにならず、充分な酸素が得られる状態を好みます。

そう言う状態を作るのは結構ムズカシイので、こうやって水をタプタプに溜めておいて、畝に充分行き渡ったら抜きます。
水を溜めた時に、土壌中の空気を押し出し、水を抜いた時に新しい空気が入ってくるように仕組むワケです。

今年は播くのが遅かったので、量は穫れないかも知れませんが、この品種は実入りが安定しているので、株が小さければ小さいなりに穫れる頼りになる品種です。
播種が遅かったので、条間は狭めにしました。
早播きの場合は、ずっと広くして一株を大きく育てます。
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因みに、大豆の収量世界一は、アメリカ、ミズーリ州で2010年に記録された1080kg/10aだそうです。
日本ではせいぜい500kg/10aくらいですから、この記録は凄いですね。

でも、10aは1000平米なので、一平米当たりは1kgです。
1kg/㎡なら、できない事もないような気がしますね。
広大な畑の全体で高収量を実現するのは困難ですが、家庭菜園などの小区画なら、可能な場合もあります。
世界記録に挑戦してみるのも楽しいかもしれませんね。