先日、世界保健機関(WHO)の下部機関である、「国際がん研究機関(IARC)」が殺虫剤のマラチオン、ダイアジノン、除草剤グリホサートがグループ2A(おそらく、人に発がん性あり)、殺虫剤のパラチオンとテトラクロルビンホスがグループ2B(人に発がん性がある可能性あり)」に当たると言う発表をしました。
一番注目されているのは、悪名高きモンサント社の除草剤「ラウンドアップ」の成分である「グリホサート」です。
環境活動をやっておられる方や、自然保護に関心の有る方、健康問題に関心の有る方は、じゃあ使用禁止にしないとダメじゃん。となるのですが・・・・
ややこしい話ですが、グループ1~4というのは、発がん性が有るか無いかで分けたもので、発がん性の強さで分けているのではないのだそうです。1は「有る」2Aは「おそらく有る」2Bは「可能性がある」3は「分類できない」4は「おそらく無い」と言う事の様です。
つまり、ガンを引き起こす事が有るか無いかの判定だけで、どの程度危険であるかを示しているわけではないようです。
同じ基準で「アルコール飲料」をグループ1「発がん性あり」に分類しています。
「ワラビ」や「オコゲ」も発がん性が有ると言われた事があります。
「ワラビ」や「オコゲ」も発がん性が有ると言われた事があります。
となると、発がん性の有る無しだけでは、使って良いものか悪いものかを判断する事はムズカシイ、と言う事の様です。
同じWHOの「FAO/WHO合同残留農薬専門家会議(JMPR)」は、これらの農薬を「遺伝子を傷害することはなく、発がん性もない」としています。
WHOの中でも見解は統一されていないようです。
WHOの中でも見解は統一されていないようです。
米国で行われた非常に大規模な農業健康研究でもグリホサートの発がん性は「無い」とされているようです。
まあ、アメリカでの発表は、モンサントの影響力も気になるので、100%信用は出来ない、と考える方もいらっしゃるでしょう。
まあ、アメリカでの発表は、モンサントの影響力も気になるので、100%信用は出来ない、と考える方もいらっしゃるでしょう。
以前から「モンサント社」はベトナム戦争の時の枯れ葉剤を作った会社と言う事で、槍玉に上げられています。
ベトナム戦争の時の枯れ葉剤は、「2,4-D」 と「2,4,5-T」の混合剤だそうで、「グリホサート」ではないようです。
更に言えば「2,4,5-T」の方に含まれていた「ダイオキシン」が人体被害の原因だったとも言われています。
「2,4-D」の方は、今でも水田除草剤として我が国でも広く使用されています。
ベトナム戦争の時の枯れ葉剤は、「2,4-D」 と「2,4,5-T」の混合剤だそうで、「グリホサート」ではないようです。
更に言えば「2,4,5-T」の方に含まれていた「ダイオキシン」が人体被害の原因だったとも言われています。
「2,4-D」の方は、今でも水田除草剤として我が国でも広く使用されています。
もう一つ「モンサント社」が問題視されているのは、「遺伝子組み換え作物」です。
「ラウンドアップ」をブッかけても枯れない「ラウンドアップ・レディ」と呼ばれるトウモロコシやダイズです。
これは、農業生産上は非常に生産効率が上がりますよね。
タネ播いて、草が生えて来たら「ラウンドアップ」ブッ掛ければ作物以外はみんな枯れるワケですから、楽勝です。
「ラウンドアップ」をブッかけても枯れない「ラウンドアップ・レディ」と呼ばれるトウモロコシやダイズです。
これは、農業生産上は非常に生産効率が上がりますよね。
タネ播いて、草が生えて来たら「ラウンドアップ」ブッ掛ければ作物以外はみんな枯れるワケですから、楽勝です。
色んな研究機関が、発癌性が有る、と言ったり、無いと言ったり。
と言う事は、まあ、有ったとしてもたいして強いものではないんじゃないの?くらいの認識で良いだろうと思います。
と言う事は、まあ、有ったとしてもたいして強いものではないんじゃないの?くらいの認識で良いだろうと思います。
私は非耕作地や、農地の周囲の里道や法面などでは、使ってもあんまり心配は無いダロ~、と思いますよ。
栽培する土壌に撒くのはチョット心配ですけど・・・・
栽培する土壌に撒くのはチョット心配ですけど・・・・
農薬は使わない事が基本です。
どうやったら農薬ゼロで作物を育てる事ができるのか、これは製造業でフロンを使わずに生産する、とか、CO2の排出量を低減する、とか言うのと同じでしょう。
事業者は当然、最大限の努力をしなければなりません。
どうやったら農薬ゼロで作物を育てる事ができるのか、これは製造業でフロンを使わずに生産する、とか、CO2の排出量を低減する、とか言うのと同じでしょう。
事業者は当然、最大限の努力をしなければなりません。
一方、農業は非常に生産性の低い業種です。
高齢化も極限に近づいています。
リスクの低い薬剤を環境に影響が出ない使い方で利用する、と言う事も大切なテーマです。
環境を守った結果、農業が潰れる、と言うのでは本末転倒、とまでは言えないまでも、バランスを欠いた話になってしまいます。
高齢化も極限に近づいています。
リスクの低い薬剤を環境に影響が出ない使い方で利用する、と言う事も大切なテーマです。
環境を守った結果、農業が潰れる、と言うのでは本末転倒、とまでは言えないまでも、バランスを欠いた話になってしまいます。
しかし、「ラウンドアップ・レディ」は勘弁してもらいたいですね。
生産性はサイコーですけど、枯れない、って事はしっかり掛かってるって事ですからね。
どんな物質でも、一度に摂取する量が多かったり、少なくても常習的に摂取していたりすると、問題の起こる頻度が高くなります。
どうぞ掛けてください、って事にはなりませんね。
生産性はサイコーですけど、枯れない、って事はしっかり掛かってるって事ですからね。
どんな物質でも、一度に摂取する量が多かったり、少なくても常習的に摂取していたりすると、問題の起こる頻度が高くなります。
どうぞ掛けてください、って事にはなりませんね。
また、遺伝子組み換えが良いのか悪いのか、については、ちょっと議論がオカシイとおもいます。
「遺伝子組み換え」と言う括りは大きすぎます。
先に、作物や食品はどうあらねばならない、がハッキリあって、どの様な種類の遺伝子組み換えが、どの基準に該当するから良くない、と言う話でないと、ついて行けません。
「遺伝子組み換え」と言う括りは大きすぎます。
先に、作物や食品はどうあらねばならない、がハッキリあって、どの様な種類の遺伝子組み換えが、どの基準に該当するから良くない、と言う話でないと、ついて行けません。
絶対に遺伝子は組み替えてはいけない、って事になると、どこかの国で「絶対に憲法は・・・」みたいな話になります。
ただし、農薬と同様、それを使わなくて良い方法も開発する努力が必須です。あ、憲法もね。変えずに済めば、それに越した事はありません。
ただし、農薬と同様、それを使わなくて良い方法も開発する努力が必須です。あ、憲法もね。変えずに済めば、それに越した事はありません。