昨日の「レンゲ」に続いて、また、マメ科植物です。
マメ科なんだから肥料はいらないだろう、とほとんど有機質のない真砂土の斜面に空豆と豌豆を播きました。
肥料はいらない、どころか、マメ科野菜が土地を肥やしてくれないかと期待しているくらいでしたが・・・・

空豆は最低で、大型の「陵西一寸」はかろうじて一粒入るか入らないかの莢が一つ付いただけ、イタリアの「ファーヴェ」も一莢か二莢、小型の「小粒赤空豆」は普通に育ちました。

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イタリアの「ファーヴェ」です。
沢山マメの入った長い莢が付きます。
イタリアでは「ファーヴェ」は空豆そのものの事を指すようですので、これには別の品種名が有るのかもしれません。
一応、莢は付きましたが、無肥料の真砂土ではロクに成長しませんでした。


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500円玉程も有る巨大なマメがなる「陵西一寸」は、空豆の中では最大級の品種でしょう。
無肥料の斜面ではサイテーの出来でした。
まあ、寒さの影響もあるでしょうから、もう少し条件を工夫すれば、普通作の半分くらいはできるかもしれませんが・・・・

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一円玉にマメが2つ乗るほどの小粒の赤空豆です。
草に埋もれてわかりにくいのですが、まあまあフツーに育ちました。
ちょっと影なのでヤンワリ伸びています。


結局、やっぱり多収で大型に改良された品種はその分肥料の要求度も高い、って事でしょうね。
原種に近い小粒の在来種は痩せ地でも普通に育つようです。
当たり前の結果ですね。

それともココには空豆と共生する根粒菌が居ないのかもしれませんね。
となると、自然農法や無肥料栽培で栽培する場合は、こう言う省肥型の品種を選ぶと作りやすく、多収、肥大、大型などの品種ではそれなりに土地を肥やす要素を導入しなければ失敗し易いと言う事になります。


豌豆は空豆ほど極端な差はありませんでしたが、やはり「矮性赤花絹莢」の様なツル無しの小型種はコンパクトではありますがしっかりと莢が付きました。
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やはり小型のものは出来やすいです。
この斜面は去年の夏、ツルなしのインゲンを沢山作ったので、マメ科の連作で連作障害を心配しましたが、むしろインゲンで土が肥やされていたのか、とても良く出来ました。

画像の空豆や豌豆は莢の付き方を見るために、一度も収穫せず付いた莢を全部残した状態です。
大型の「ツルありスナップ」や「仏国大莢」は肥沃な土地の半分くらいのサイズにしか生育しませんでした。
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「ツルありスナップ」です。ここも去年の夏、蔓ありのインゲンを栽培したそのままのネットです。
斜面のせいか連作の問題はないようです。
普通作の半分程度の痩せできですが、タネを播いただけで何にもせずにこのデキですから、まあ、納得です。

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「仏国大莢」も半分くらいのサイズにしか育ちませんでしたが、自給用には問題のない程度です。
味は痩せ出来の方が美味しいと思いますが、モノによっては筋っぽくなったり硬くなったりもありますから、やはり適度に肥料が効いているのが良いと思います。


豌豆は空豆より肥料要求度が低いのか、自家消費用ならソコソコ問題ない程度には出来てきます。
営利栽培の場合は、ツル無しの品種を沢山播いておけば、メンドクサイですが、それなりの収量は上がるかもしれません。
ただ、マメ科植物の場合は、根粒菌との共生もありますので、そっちからの窒素供給が多い品種は痩せ地での無肥料栽培も可能でしょう。
そう言う意味ではヘアリーベッチ、クロタラリア、セスバニアなどの大型のマメ科緑肥作物を栽培して土地を肥やすのがてっとり早いのですが、コイツラは食べれませんので、豌豆、大豆、小豆、インゲンなんかの収穫のあるもので、ついでに土も肥やせれば最高ですね。ムズカシイケド・・・・・