今年は二種類の原種チューリップを植え付けて花を咲かせたのですが、早咲きだった「プルセラ フミリス」は早く咲かせすぎたのか花茎が伸びず下の方で小さく咲いてしまいました。

これがイマイチ良く分からない「プルセラ フミリス」です。
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遅咲きの「クルシアナ シンシア」はしっかりと花茎も伸び、思ったより大きな花がけっこう長期間咲いていました。
こっちが「クルシアナ シンシア」です。
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やはり原種系は周りの自然にも馴染みやすいですね。
けっこう良く咲いてくれました。

先に咲いた「プルセラ フミリス」の方を試しに互いの花粉を付けて受粉させてみたのですが、一つも実はなりませんでした。
残念ながらタネは採れませんでした。

チューリップは自家不和合性か、と思って後で「クルシアナ シンシア」が咲いた時は何もせずに放置していました。
すると虫により媒助されたのか、どうも実が付いているようです。
ジワジワ子房が膨らみ始めました。
タネが出来るのでしょうか?
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これらの原種チューリップはその名前から見て野生種からの選抜個体か、野生種に近い園芸品種、と言う感じなのですが、通常はこの様な場合は花の良い個体を選抜し、それを分球で増やした栄養系(クローン)のはずです。
ところがどうもこの「プルセラ フミリス」がよく分からないのですよ。
海外のサイトには、Tulipa humilis.はTulipa pulchellaの別名と書いてあったりします。
野生種はT. humilis var. pulchella,(フミリスの変種のプルセラ) で 園芸種が T. humilis Pulchella Group(意味が良く分かりませんがフミリスから選抜したプルセラが一個体由来ではなく系統であると言う事か?) と書いてあるモノもあります。
ヤヤコシイですね。
つまり原種では「プルセラ」か「フミリス」のどちら、園芸品種では「フミリス」の中の「プルセラ類」みたいな扱いの様です。
どちらにしても文献とこちらにある実物が関係あるかどうかも怪しいものなので、深入りしない方が良さそうです。
とにかくこの「プルセラ フミリス」は自家受粉しませんでした。
ユリの類は自家不和合性のものが多いようです。


一方「クルシアナ シンシア」の方は、Tulipa clusiana 'Cynthia'みたいで、「クルシアナ」の選抜個体または選抜系統って事みたいです。
で、この「クルシアナ シンシア」が例外的に自家不和合性ではなくて、自家受粉するのか、それとも、「クルシアナ シンシア」自体が、複数の個体が存在する系統なのか(そう言えば花の色なんかも微妙にバラ付きがあったような?)、良く分かりませんが、どうも実がなりそうな雰囲気です。

受粉していない場合は、このくらいの時に黄色くなり始めて、ポロッと落ちるのですが・・・
イケそうな感じですね。
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さあ、どうでしょうか?
このまま大きくなってくれればよいのですが。
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いずれにしてもタネが採れれば目出度い事ですので、膨らみ始めた小さな実に気を付けておきましょう。